習志野が永岩から一本、自身の不甲斐なさを課題にあげる

(214) 2025/09/14 3WAYマッチ

前PNDヘビー級チャンピオンの永岩に正規軍の秦野とアウトドアーズの習志野を加えた3WAYマッチ。
目立つ活躍ができていない秦野や習志野にとって永岩の首は喉から手が出るほどほしい。

3WAYマッチ
時間無制限1本勝負

秦野 明夢
○ 習志野 圭
vsバトラー永岩 ×

22分 21秒
アナコンダ・バイス

試合レポート:road not

ゴングが鳴ると習志野が秦野にボディスラム、永岩も秦野の顔面を踏みつけて追い打ち。
3人が入り乱れる中、永岩が秦野にアトミックホイップ。
秦野も永岩にドラゴンスクリューで反撃するが、すかさず習志野が逆エビ固めで捕らえる3WAYならではの展開。
3者の攻防が続く中、永岩が竹刀を持ってくるが不発。
習志野と永岩の合体カッターが秦野に決まり秦野がやや劣勢か。

試合時間は5分を過ぎ、永岩が竹刀で秦野を攻撃すると同時に習志野が永岩にキックで秦野に竹刀がめり込む。
秦野が永岩にボディスラムを狙うと習志野がキック、永岩は落下して全身を痛打。
永岩がアトミックホイップで秦野を投げ、習志野にも膝を入れて反撃。
永岩が秦野にボディスラムを狙うとまたも習志野が妨害、秦野は先程の永岩と同じ目に。
習志野と秦野の大外刈りバスター+バックドロップという普段は見られない連携も見られたが秦野が秒で裏切り。

永岩が竹刀を振り下ろすが秦野が習志野に弓矢固めを決めて奇跡の回避……永岩は冷静に習志野に一撃。
永岩は習志野に竹刀をフルスイング、更に頭掴みラリアットで追い打ち、秦野には必殺技のハリケーンドライバーを決める。
調子が上がってきた永岩は秦野にセントーン・アトミコを投下するが目測を誤り自爆。
習志野にハリケーンドライバーを狙う永岩に秦野のゼロ戦キックがクリーンヒット。
苦しい時間が続いた秦野だったが得意のフィッシャーマンドライバーを習志野に決める。

試合時間は15分を過ぎ、秦野が必殺技のジャンピング延髄踵落としを習志野に決めるが永岩がフォールを許さない。
その隙に習志野が秦野にリストクラッチエクスプロイダーからシャイニングハイキックを狙うが永岩が邪魔で決めれず。
永岩は竹刀の上に秦野をジャンピングツームストンパイルドライバーで突き刺して竹刀でも一撃。
2発目を狙った永岩だったが秦野が切り返してパイルドライバー。
習志野が永岩に昇天・改を狙うが秦野が狙いすました逆回し蹴りを炸裂させる。
この荒業に永岩は怒りのジャンピングツームストンパイルドライバーで逆襲、習志野も同様にリングに突き刺す。

永岩をコブラクラッチスープレックスで投げた秦野は習志野との合体技も決める。
習志野を得意のヒールホールドで捕らえるがギブアップは奪えず。
永岩が投げっ放しジャーマンスープレックスで秦野を放り投げるが、その隙に習志野がアナコンダ・バイスで永岩を捕らえると永岩はギブアップ。

前PNDヘビー級チャンピオンの永岩からギブアップを奪った習志野は大きな勝利を手にする。
浮上のきっかけとなるか。
永岩はノーコメントで退場、3WAYとはいえ不覚を取ったことに変わりはない。

王者タッグが快勝、天神・桜塚が挑戦表明も西畑が却下、トーナメント開催へ

(215) 2025/09/15 タッグマッチ

PNDヘビー級チャンピオンの西畑が登場。
天神が神崎に敗れたことで挑戦者が白紙になったので桜塚としては大チャンスだ。

そして、新たにPODヤングウェーブチャンピオンになった高西に相対するのは因縁がある海成。
前チャンピオンの横水先輩の敵討ちを狙い気合十分。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

高西 京介
○ 西畑 陽馬
vs海成 ×
桜塚 漸

21分 23秒
サンセットデストロイヤー → 片エビ固め

試合レポート:road not

先発は高西と海成、海成が積極的に攻めていくがやや空回り。
西畑と桜塚のマッチアップになると西畑のチョップに桜塚はスピアーで反撃も西畑が華麗にスルー。
打撃応酬でも打ち勝った西畑は高西に交代してサンドイッチ延髄斬り。
代わった高西だったが桜塚のスーパーボディブローでたまらず西畑に交代。

試合時間は5分を過ぎ、海成が西畑をヒップトス、アームブリーカーと攻めるが西畑のキャメルクラッチで苦悶の表情。
タッチを受けた高西が海成を場外に落とすと西畑が追跡して場外でトリプルブレーンバスター。
カウント16でリングに戻った海成は高西をエルボーで倒して何とか桜塚に交代。

西畑がハーフハッチで桜塚を投げれば桜塚もヘッドバットで反撃する。

桜塚が西畑にメキシカンカッターを決めてフォールも高西がカット。
タッチを受けた海成に西畑がクロスアームサンダーファイヤーパワーボムを決めるが桜塚が西畑の顔面にストレート一閃。
西畑が海成にランニング・バックドロップ、タッチを受けた高西がドロップキックと立て続けの攻撃に海成は桜塚にタッチ。
海成がコーナーの高西に逆回し蹴りを決めてコーナーに上るが桜塚が邪魔で飛べず渋々リング外へ。
桜塚が高西にスーパーマンパンチ、高西も首4の字固めを返すが桜塚がナガタロックIII、西畑がカット。

試合時間は15分を過ぎ、桜塚、海成が立て続けにW.ブレーンバスターを決める。
海成のダブルアームDDTから桜塚が延髄ジャンピングヘッドバット。
ナガタロックIIIで勝負を決めにいった桜塚だったが西畑は耐える、カットに来た高西に海成がシャイニングウィザード。
高西が海成にドロップキックからエルボーを叩き込み西畑にタッチ。
ツープラトンは防いだ海成だったが西畑がサンセットデストロイヤーで叩きつけ必殺技一発で勝負あり、3カウント。

試合後、天神が乱入。

先週神崎に敗北したことを無かったことにして再び西畑のベルトに挑戦表明。

天神にブーイングが飛ぶ中、桜塚も挑戦表明。
一触即発の空気が流れる。

西畑は2人の実績不足を指摘し却下。
代わりに次の挑戦者を決めるトーナメントを行うことを宣言。
このチャンスを掴むのは果たして。

最終前哨戦は隼田が疲れる前に終わらせて一矢報いる

(216) 2025/09/17 タッグマッチ

次週予定しているPNDタッグタイトルマッチの最終前哨戦。
カイザーに腰を痛めつけられてギブアップしてしまった隼田としてはここで勝って勢いを付けたい。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

○ 隼田 和希
北村 玲央
vs飛田 大成 ×
カイザー金岩

23分 24秒
侍ドライバー’84 → エビ固め

試合レポート:road not

先発は隼田と飛田。
隼田が気合十分で飛田を攻めるが飛田もリバースインディアンデスロックを返す。
飛田がペースを握るが隼田がジャンピングエルボーで強引に打開。

両者タッチすると飛田、カイザーが早速北村にW.ドロップキック。
なぜかカイザーとのマッチアップが多い北村も足掛け前転裏膝十字固め。
両者タッチから北村にサンドイッチラリアットを決めたカイザーは隼田にも延髄斬り。

隼田が飛田をヘッドロックで捕らえると飛田がバックドロップ、痛めている腰を打った隼田の顔が歪むが声を出して痛みを吹っ飛ばす。
隼田のブレーンバスターで場外に落ちた飛田はイスを取り出すが北村が対処して膝蹴り。
タッチを受けたカイザーが飛田とのW.ドロップキック、ボディスラムで隼田の腰にダメージを与える。
北村にタッチした隼田はW.ブレーンバスターでカイザーを投げるが自分の腰にもダメージがあり必死に痛みを堪える。

北村はカイザーの閂スープレックスを食らうも足掛け前転裏膝十字固めでカイザーを削っていく。
イラついたカイザーは北村にイス攻撃、若い北村の腰も痛めつける非道っぷり。

試合時間は10分を過ぎ、隼田が卍固めを決めればカイザーもストレッチプラムで隼田の腰を狙う。
カイザーはアルゼンチンバックブリーカーで更に痛めつけ、もう1度アルゼンチンバックブリーカーを狙うが北村がカット、隼田は落下して腰を強打。

スーパーボディブローで隼田を停止させたカイザーはスピアーを発射、隼田は何とか北村にタッチ。
タッチを受けた北村も流れを掴めず、飛田のドロップキックを被弾。
北村は必殺技のフランケンシュタイナーを狙うも飛田がパワーボムで押し潰す。
飛田が北村に追撃を狙うが隼田が強引にスピアーで突っ込みカット。

北村がカイザーにハーフハッチ、隼田が元祖エビ反り式ダイビングボディプレスで追撃。
カイザーをロープに振った隼田がジャンピングエルボーを狙うがカイザーがガードして通行止め。
カイザーが叩き付けパイルドライバーで隼田を突き刺すが隼田は立ち上がる。
両者タッチから北村が飛田に逆さ押さえ込みもカウント2.9。
飛田がカイザーにタッチすると毒霧からカイザーの延髄斬りが北村に炸裂。

カイザーが北村に大技連発でギブアップを迫るが北村の心は折れず、隼田が飛田に必殺技の侍ドライバー’84。
隼田が渾身のドラゴンスリーパーを決めるがカイザーはギブアップしない。

隼田は元祖エビ反り式ダイビングボディプレスでカイザーを潰すがアルゼンチンバックブリーカーで悶絶。
そろそろ腰が限界に。

カイザーは飛田にタッチするが隼田がすかさず隙を狙って侍ドライバー’84。
虚を突かれたカイザーのカットが間に合わずカウント3。
珍しく知的な面を出した隼田だが、ただの偶然かもしれない。

最後の前哨戦で勝利した隼田だが腰の痛みのせいか声量が落ちて!マークが少なめ。
カイザーはタイトルマッチで隼田の腰を破壊して黙らせると宣言。
次回はいよいよタッグのタイトルマッチを迎える。

庄司が畳み込みホセを退ける、ホセはショックのあまり帰国を示唆

(217) 2025/09/18 シングルマッチ

ホセの執拗な要求によりようやく実現したシングルマッチ。
No.1ハイフライヤーを取り戻すべくホセが庄司の首を狙う。
庄司が勝てばホセが1ヶ月間のマスク剥奪、ホセが勝てば庄司が1ヶ月間のマスク装着となる。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負
敗者1ヶ月間マスク剥奪/マスク装着マッチ

× ホセ・ロドリゲスvs庄司 達也 ○

20分 31秒
シャイニングウィザード → 乗っかり式片エビ固め

試合レポート:road not

ゴングが鳴るとホセがエルボー連打で先制。
リストの取り合いからホセがコーナー逆さ吊りフットスタンプ、低空スーパーキックと早くもラッシュ。
庄司も旋回式アームブリーカーから裏膝十字固め、サミングとホセを痛めつける。
ホセが攻め込む展開になれば庄司が上手くすかす流れが続く。

試合時間は5分を過ぎ、ホセがスリングショット・シットダウンパワーボムもカウント1。
ボディスラムで叩きつけたホセはコブラクラッチで庄司を絞める。

やられっぱなしではいられない庄司はボディパンチからホセの後頭部にスクリューハイキック。
ハーフハッチでホセを投げた庄司は片足ミサイルキックで追撃する。

ホセがバックを取り反撃を試みる。
しかし庄司がリバースチンクラッシャーで返して必殺技のファイヤースタースプラッシュを投下。
惜しくもこれはロープ。

ホセもスーパーラナを返してカウント2。

ホセはエルボー連打からフライングラリアット、コーナー逆さ吊りフットスタンプ、ダブルニーバックブリーカーと畳み掛ける。
ホセは庄司の背中に必殺技の捻り式ムーンサルトプレスを決めるがフォールにはいけず。
庄司はホセをロープに振って裏拳を放つもホセが素早く回避。
庄司は片足ミサイルキックからハワイアンスマッシャーを決めるがホセが再びスーパーラナ、庄司はカウント2で返した。
攻め疲れからか動けないホセに庄司はコーナーからADAMASを投下。

ホセは再び捻り式ムーンサルトプレスを決めるもカウント2、庄司もすかさずシャイニングウィザードを叩き込みダブルダウン。
庄司はPKを決めるがホセもオーバーヘッドキックで流れを断ち切る。

庄司のパンチがホセの後頭部を捉えダウンさせると庄司はフランケンシュタイナーで丸め込むがカウント2.9。

庄司はかつての必殺技である雪崩式ブレーンバスター、そしてシャイニングウィザードでホセを撃ち抜くと、ついにホセが力尽きてカウント3。今後の武器になりそうな見事な連続技でホセを返り討ちに。

絶対に負けてはいけない試合に敗北したホセは再びマスクを剥がされ絶望した表情で帰国を示唆。
前代未聞のマスク装着の罰ゲームを免れた庄司はタッグ王座に集中出来ると語り、「二度とこのリングに顔を出すな」とホセに捨てゼリフを吐く。

度重なる非行にファン離れがあったとは言え根強い人気と独特のルチャファイトをみせてくれたホセがこのまま去ってしまうのだろうか。今後の去就が気になる。