高西が勝ち残ってPODヤングウェーブ挑戦へ

(206) 2025/09/01 3人バトルロイヤル

先月創設されたPODヤングウェーブベルトを巡る争いがスタート。
ヤングドリームリーグ2025の2位で横水を破っている高西、後半追い上げた3位の飛田、新人ながら優勝争いに絡み盛り上げた海成の3人によるオーバー・ザ・トップロープルールの3WAYマッチの勝者が最初の挑戦者になる。

3人バトルロイヤル(オーバー・ザ・トップロープ)
時間無制限1本勝負
PODヤングウェーブ挑戦者決定戦

海成
飛田 大成
vs高西 京介 ○

14分 25秒
オーバー・ザ・トップロープ

試合レポート:road not

ゴングが鳴ると早速乱戦に、互いが互いの隙を突く展開だが、高西がやや劣勢。
海成が高西にしつこく逆エビ固めを決めて対抗心むき出し。
高西は少しイラっとしたのか飛田が海成にブレーンバスターを狙った瞬間に飛田の後頭部にエルボー、頂点から落下した海成は後頭部を強打。

海成は飛田の背後を取り踵落としも空振り……何事もなかったかのようにエルボーを決める。

試合時間は5分を過ぎ、今度は飛田が集中砲火を浴びる。
海成と高西のW.ブレーンバスターが飛田に決まると飛田も高西の足へDDTで反撃。

上手く立ち回っていた海成だったが高西のスリーパーホールド、飛田の掌底アッパーでダウン。

海成が飛田にシャイニングウィザードを決めるが、高西が海成を首4の字固めで捕らえる。
高西がラ・マヒストラルも海成はカウント1で返す。
高西の正面飛びドロップキック、海成の逆回し蹴りで飛田は顔面にダメージ。

飛田が急所蹴りから外道クラッチを決めるが海成がカット。
得意のホイールバロードライバーを飛田が狙うが高西が切り返してパイルドライバーでマットに突き刺す。

高西と飛田のW.ドロップキックというレアな連携も見られたのも束の間、高西が飛田を場外に投げる、儚い友情だった。
勢いに乗る高西が海成にラ・エスパルダを決めるが海成の足がロープに届く。

高西は必殺技の垂直落下式DDTを炸裂させるがカウント2。
高西の逆エビ固めも海成は気合で耐えてランニングエルボーも高西ががっちりとガード。
打撃で打ち勝った高西が海成を投げ飛ばして勝利を手に入れた。

飛田、海成を脱落させた高西は文句無しの挑戦権獲得。
リーグ戦では王者の横水に勝利しているため連勝でベルト奪取を狙う。

神崎が庄司からギブアップを奪取、次回天神とノーDQ金網へ

(207) 2025/09/02 タッグマッチ

庄司にNo.1ハイフライヤーの座を奪われたホセと天敵である天神の呪縛から解き放れたい神崎。
この4名によるタッグマッチ。
意外とコンビネーションが良い金髪タッグが共闘して2人まとめて叩き潰そうとしている。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

ホセ・ロドリゲス
○ 神崎 卓斗
vs庄司 達也 ×
天神 剛輝

25分 56秒
変型サソリ固め

試合レポート:road not

先発はホセと庄司、ホセが猛然と庄司に向かっていくが庄司が上手くいなす展開。
リストの取り合いから庄司が天神にタッチする振りからのローリングソバットでホセの怒りは増加。
スイング式のフランケンシュタイナーホイップでホセが庄司を投げて両者タッチ。
神崎と天神は互角の戦いも凶器を警戒してか神崎の動きがどこかぎこちなく早々にホセに交代。

天神がホセに凶器攻撃もホセがすぐに振り払い流血はせず。
庄司が変型リバースチキンウィングでホセを痛めつけるがホセもコーナー逆さ吊りフットスタンプで反撃。
神崎はまだ動きがぎこちなく、なかなか流れをつかめない中でホセとのW.ブレーンバスターで天神を場外に落とし追撃を狙うが返り討ちにされる。

庄司にタッチした天神が念入りにホセに凶器攻撃、流血したホセだがロメロチンロックで庄司を捕獲。
ホセを捕まえた庄司が天神を呼び込むと天神が毒霧、金髪タッグのコンビネーションが光る。
場外戦が勃発すると遂に天神が神崎に凶器攻撃、神崎は今日も流血し天神にはブーイングと歓声。
天神に苦しめられた神崎だがバックドロップからドロップキックで何とか反撃。

ホセが凄まじい飛距離のスワンダイブ高速ウラカン・ラナも天神がロープブレイク、すかさず庄司とのW.ドロップキックを炸裂させる。
神崎にタッチしたホセはサンドイッチ延髄斬り、W.バックドロップとツープラトン連発。
神崎が変型サソリ固めで庄司を捕らえるが庄司は何とか耐える。
庄司も膝十字固めを決めるが神崎の足はロープ、冷静さを欠いている。

試合時間は20分を過ぎ、庄司のシャイニングウィザードが神崎に決まるがホセがカット。
天神がホセに急所蹴りも神崎とのサンドイッチ延髄斬りを庄司に叩き込む。
ホセが必殺技の捻り式ムーンサルトプレスを決めるが天神がロープを掴む。
庄司にタッチした天神が毒霧、ホセは間一髪回避して庄司をトライアングルランサーで捕らえるが天神がカット。

庄司を場外に落としたホセが天神にもトライアングルランサーを決めるが庄司がイスで殴りカット。
更にイスで殴打した庄司がフランケンシュタイナーを狙うがホセがかわして背中を強打。
タッチを受けた神崎がバックドロップから変型サソリ固めを決めると庄司はたまらずタップ。

流血しながらも勝利を収めた神崎はあらためて天神にシングルを要求。
天神も承諾するがまさかのノーDQ金網マッチで本当の怖さを思い知らせると予告。

そしてホセは庄司を再び挑発。
ホセに付きまとわれてから泥沼状態の庄司は次戦で調子を取り戻せるか。

若林がシューター秦野を撃破し打撃耐性を証明、次はホセを指名

(208) 2025/09/03 シングルマッチ

上を目指す若林が反旗を翻してヒール軍に寝返り、正規軍の上位メンバーとのシングルマッチを要求。 力を見せつけられた団体としてもカードを組まざるを得なくなる。 手始めはシュートボクシング出身の秦野 明夢。 隙が無く安定力が魅力の先輩だけに若林としては決して簡単ではない相手だ。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

○ 若林 闘次vs秦野 明夢 ×

14分 20秒
ジャンピングパワーボム → エビ固め

試合レポート:road not

ゴングと同時に秦野が水面蹴りで先制。
秦野は両膝砕き、ドラゴンスクリューと若林の足を集中攻撃。
若林もパワーを活かしたチョップや掌底アッパーを返していくが秦野の水面蹴りでペースをつかめない。
秦野のブレーンバスターで若林が場外に転落もリングに戻った若林がパワースラムで秦野を叩きつける。

カナディアンカッターを決めた秦野はドラゴンスクリューから膝十字固めと若林を痛めつける。
若林もジャイアントスイングで秦野をぶん回すが目が回り秦野のフィッシャーマンドライバーを食らってしまう。
ボディスラムからのチンロックで反撃する若林だが秦野の膝十字固めで悶絶。

秦野のカナディアンカッターを押し潰した若林はハイフライフローを投下しカウント2。
若林に逆回し蹴りを決めた秦野はすかさずスライディングフロントキック、フィッシャーマンドライバーで一気に勝負を決めに行くが若林はカウント2.9で返す。
打撃応酬でも秦野が打ち勝つが若林もバックドロップを返しダブルダウン。
秦野がゼロ戦キックからこの日3発目のフィッシャーマンドライバーも若林は返し、秦野は驚きを隠せない。

元祖カッターを決めた若林はハイフライフローも秦野がかわして自爆。
ミドルキックからブラジリアンキックも叩き込んだ秦野に若林はペンデュラムバックブリーカーを返すので精一杯。
必殺技のジャンピング延髄踵落としを決めて勝負ありかと思われたが若林の左手がロープに届く。
若林も必殺技のジャンピングパワーボムで秦野を叩きつけると今度は秦野がロープをつかむ。
すかさず2発目のジャンピングパワーボムを若林が放つと秦野は返せずカウント3。

終始優位に試合を運んでいた秦野だったが若林のジャンピングパワーボム2連発に不覚、ショックを隠せず反省しきり。

秦野に辛勝した若林は次戦にホセを指名。
若林の正規軍潰しは止まらない。

新井が完全復活、隼田と共にPNDタッグベルト挑戦を表明

(209) 2025/09/04 6人タッグマッチ

月末に予定しているPNDタッグタイトルマッチに向けて、隼田がチャンピオンのカイザー金岩と対峙する。
復調して強さが戻りつつある新井が加わりネクドリ正規軍の反撃を狙う。

6人タッグマッチ
時間無制限1本勝負

北村 玲央
○ 新井 聖那
隼田 和希
vs横水 健太
習志野 圭 ×
カイザー金岩

26分 45秒
タイガードライバー → エビ固め

試合レポート:road not

先発は北村と横水、北村がハーフハッチで先制するとロープに振られても逆に横水を吹っ飛ばす。
横水に立ち向かっていく北村だったが習志野にタッチした横水のフライングニールキック+水面蹴りでたまらず新井にタッチ。
お返しとばかりにサンドイッチラリアットを決めると習志野はカイザーにタッチしこちらもサンドイッチラリアット。
新井に代わった隼田はカイザーに翻弄されるもカイザーのアックスボンバーは回避。隼田らしからず止まれてエライ。

5分経過、習志野は隼田を圧倒し場外に放り投げるが、習志野、隼田共に2対1でボコボコにされ痛み分け。
何とかリングに戻ってきた隼田は新井の攻撃でダウンする習志野の横で謎のガッツポーズ。
北村とカイザーのマッチアップになるとカイザーはショルダータックルで北村を倒し、チョーク攻撃で苦しめる。
カイザーの勢いは止まらず新井にもチョーク攻撃。
横水もヤングウェーブチャンピオンとして新井に堂々と向かっていく。

横水の飛び膝蹴りが新井にクリーンヒット、得意のシューティングスタープレスも決めて見せた。
北村はチャンスを掴むために横水に向かっていくが、横水はすかさずカイザーに交代。
カイザーのラフ攻撃に苦しむも隙を突いて足掛け前転裏膝十字固めで反撃すると、隼田とのW.ドロップキックも決める。
ファルコンアローを決めた隼田はスピアーもカイザーに決め「止まれない男」の本領を発揮するがカイザーのスーパーボディブローで急停止。

代わった横水が得意のスクリューハイキック2連発、隼田はカウント2で返す。
隼田も得意のドラゴンスリーパーで横水を絞めるがカイザーがカット。
習志野が抱え式バックドロップ2連発からゼロ戦キックを決めるが隼田もローリング袈裟斬りチョップで反撃。
北村が必殺技のフランケンシュタイナーで習志野を丸め込むが隼田が見守ってしまい横水のカットを許してしまう。

北村はスピードを活かしてフライングニールキックを決め、習志野のドロップキックをかわすなどらしさを発揮。
習志野の昇天・改で叩きつけられた北村は横水の飛び膝蹴りも被弾するがスクリューハイキックはかわす。
2発目のスクリューハイキックは食らってしまった北村だが元祖カッターを返す。

20分過ぎ、新井は横水にタイガースープレックス、カイザーのカットが間に合う。
北村がカイザーにダブルニーバックブリーカー、新井もタイガースープレックスでアシスト。
カイザーの急所蹴りで北村は悶絶するが逆さ押さえ込みで金星を狙うが惜しくも決まらず。

代わった隼田がカイザーに元祖エビ反り式ダイビングボディプレスを決めると習志野にも決めてみせる。
ジャンピングエルボーからクロスアームスープレックスで追い打ちをかけるが横水がカット。

しかし、タッチを受けた新井がタイガードライバーで習志野が力尽きて3カウント。

好調の新井が習志野を沈めて隼田と共にPNDタッグに挑戦表明。
カイザーも新井潰しとベルト防衛の一石二鳥を狙い挑戦を受諾した。