【試合】(202 – 205)2025年7-8月シリーズ（６）

３ユニットの次世代による３ＷＡＹマッチ。
復活に向けて模索中の神崎、正規軍潰しを狙う若林、ヒール軍との共闘には従っているが正統派の我が道を進む習志野。
それぞれの思いが交錯する。

３ＷＡＹマッチ（勝ち残り）
時間無制限１本勝負

神崎　卓斗 ○　若林　闘次

ｖｓ

習志野　圭

18分 52秒
パワースラム

試合レポート：蒼龍

試合時間４分に若林にリバースフランケンシュタイナーとウイニングローズブレイカー。
さすがにカウント１で返されるが神崎が序盤から動きが良い。

習志野からのブレーンバスターを神崎が切り返し場外に落とし若林と打撃合戦。
習志野がリングの下からイスを取り出しリング上に持ち込む。
あまりラフ攻撃はしない印象だが、神崎に対して何か思うところがあったのか、それともヒール軍と連合を組んでいることで変化が生まれたのかは定かではない。

しかし、神崎の方が調子が良く、ジャーマンスープレックス、スナイパークロス・フェイスを習志野・若林に放つ。

9分過ぎ、習志野が神崎に必殺のバズソーキック、すかさず倒れた神崎の脚を掴み若林がジャイアントスイング。
連合を組む２人により調子よく攻めていた神崎を止めにかかるが、神崎が若林に２発目のウイニングローズブレイカー。

１１分を過ぎて、若林が習志野にジャンピングパワーボム。神崎がカットしてカウントならず。

習志野は神崎撃破を狙い昇天・改。
しかし、若林が割って入り神崎にパイルドライバー。
その後、戦場は場外へ。
横取りされた習志野が若林に場外で昇天・改。若林は固い床に腰を強打。

リング上に戻り、若林をコーナー前にセットした神崎がムーンサルトプレス。
しかし、タイミングを見計らって習志野が若林をずらし、神崎が自爆。

自爆の痛みが消えないまま神崎が奮闘し、習志野にウイニングローズブレイカー。
若林をブレーンバスターで場外に落とし、習志野をロープに振って、自らは場外の若林目掛けてプランチャー。
怒った若林が垂直落下式ブレーンバスター、鉄柵へ投げ捨てる反撃に遭うが、この試合で動きが良い神崎への声援が多い。

１８分経過して、若林と習志野がやり合うが隙を突いて神崎が習志野に変型サソリ固めを決めてタップアウト。
このまま神崎が２人を破る希望が見えたがすかさず若林がパワースラムでカウント３を奪取。

１ｖｓ２と劣勢になる展開が多いものの久し振りに神崎が良い動きをみせた試合になったが、最後は若林が勝利。
正規軍の面々とのシングルマッチを要求する。
いよいよ若林が本格的に動き出した。

桜塚はアウトドアーズの代表レスラーとしてネクドリに参戦しているがなかなか結果が出せずにいて、連合を組むネクドリヒール軍の中には桜塚やアウトドアーズに対して下に見ているレスラーがいる事態に陥っている。
ネクドリ正規軍の中でも屈指の実力者である隼田に勝ち、存在感を示せるか！？

シングルマッチ
時間無制限１本勝負

×　隼田　和希

ｖｓ

桜塚　漸　○

20分 39秒
ナガタロックＩＩＩ

試合レポート：road not

桜塚が隼田をロープに振ってカウンターのヘッドバットで先制。
隼田もキチンシンクを放つと桜塚は大きく吹っ飛ぶ。
体格差を活かしていきたい隼田だが桜塚のパンチでペースを握れない。
隼田は豪快に桜塚を場外に投げるが追撃はせず。

イスを取り出した桜塚が隼田に１撃も当たりは浅い。
ロープに振られた隼田は止まれずにまたもヘッドバットを被弾、全然学習していない。
桜塚がバックドロップで投げれば隼田も飛びつきＤＤＴを返す。
桜塚が隼田をもう一度ロープに振るが止まれない隼田が桜塚を跳ね飛ばす。

桜塚が得意の胴絞めフロントネックロックで隼田を苦しめ、馬乗りナックルアローも決めていく。
隼田も豪快にダイビングショルダーアタックを決めると打撃応酬に発展。
エルボーで打ち勝った隼田が得意のドラゴンスリーパーを決める。

桜塚が再び馬乗りナックルアローを決めると隼田は流血、ふらつく隼田にタイツ引きパイルドライバーも決める。
何とか反撃したい隼田は元祖エビ反り式ダイビングボディプレスをイスの上の桜塚に決める意外な頭脳プレイ（偶然？）。

隼田はクロスアームスープレックスを決めるがカウント2.9。
ならばと雪崩式の技を狙うが桜塚のヘッドバットでイスの上に転落するアンラッキー。
すかさず桜塚はパンチの連打から足取り垂直落下式ブレーンバスター、どどんと猛ラッシュ。
隼田も再び元祖エビ反り式ダイビングボディプレスを決めるが、流血の影響か立ち上がれず、桜塚のディスカッションパンチを被弾。

試合時間は15分を過ぎ、隼田が強烈なスピアー、桜塚がタイツ引きパイルドライバーと譲らない。
息を吹き返してきた隼田だったが桜塚のカウンターでダウン、何とか立ち上がりクロスアームスープレックスを決めるが誰がどう見てもロープ。

桜塚をロープに振った隼田、しかし血を流し過ぎたか足が重く、桜塚と激突。
捻り式スパインバスター、リバースＤＤＴと桜塚が攻めるが、隼田もローリング逆水平チョップをヒットさせる。
リバースＤＤＴ、タイツ引きパイルドライバーと決めた桜塚がナガタロックＩＩＩで隼田を捕らえると隼田は無念のタップ。

打撃を強化中の桜塚は隼田を破り手ごたえを感じる結果に、這い上がるきっかけを掴んだ。
隼田は流血の影響もあり痛い敗北、しかしバックステージでも元気いっぱいだった。

庄司へのリベンジを狙い付きまとうホセ。
PNDタッグチャンピオンチームの庄司・カイザー金岩に、庄司と金髪コンビとして息が合った闘いをみせた天神が加わる。
目障りなホセを撃退すると共に、調子が本格化してきた新井を早めに潰しておきたい。

６人タッグマッチ
時間無制限１本勝負

○　ホセ・ロドリゲス 秦野　明夢 新井　聖那

ｖｓ

天神　剛輝　× カイザー金岩 庄司　達也

21分 11秒
ブルーサンダー式フェイスバスター →片エビ固め

試合レポート：road not

先発はホセと天神、天神が早速凶器でホセを流血させるとホセは怒りの形相。
代わった秦野が天神を蹴りで圧倒すると天神はたまらずカイザーにタッチ。

場外に落とされたカイザーはイスを取り出して秦野に1撃。
攻めるカイザーだったが秦野のブレーンバスターでイスに叩きつけられ天罰。
タッチを受けた新井が秦野と同時攻撃でカイザーにダメージを与えるとカイザーは庄司にタッチ。
勢いよく出てきた庄司を新井が終始圧倒し、庄司は爆速で天神にタッチ。

秦野と天神は互角の戦いを繰り広げると秦野が得意のフィッシャーマンドライバーを決める。

カイザーと新井のマッチアップは新井がカイザーを場外に落とし、乱戦に。
場外で秦野がカイザーにコブラクラッチスープレックスを決めるが、ホセがカイザーの凶器攻撃を食らってしまう。
新井に代わったホセは必殺技の捻り式ムーンサルトプレスを炸裂させるがカイザーのネックハンギングツリーで苦悶の表情。

12分過ぎ、遂にホセと庄司のマッチアップに、怒りのホセをあざ笑うように庄司が翻弄。
秦野がホセをアシストし大外刈りバスター＋バックドロップの連携で反撃。

天神が新井に振り抜きストレートからロメロスペシャルを決めれば、新井も得意のタイガースープレックスを返す。新井が得意のフルネルソンキャメルクラッチで天神を捕らえるが、カイザーがカット。
天神が新井を丸め込むがホセがカット、リングに入ってきた庄司にダブルニーバックブリーカー。恨みが深い。

秦野がカイザーを追い込むがカイザーは急所にストンピングを放つ。

ホセにタッチした秦野は大外刈りバスター＋バックドロップを決めた。
ホセは代わった天神に捻り式ムーンサルトプレスを投下するが庄司がカット。
庄司が悪夢を思い出させるかのようにホセにスリーパーホールド。
何とか脱出したホセが天神を自陣に寄せるとブルーサンダー式フェイスバスターで叩きつけて3カウント。

流血の恨みを晴らしたホセは庄司を挑発、マスクを取り戻してからの好調をキープ。
庄司はホセのドーピングを主張する程動揺、庄司の顔から余裕が消えた。

連敗続きで追い込まれた最後の前哨戦でチャンピオンの永岩から直接３カウントを奪取した西畑。
ついにPNDヘビー級ベルトを賭けて2度目のタイトルマッチを迎える。

4月に行った同カードは23分10秒ハリケーンドライバーで永岩が勝利してベルトを初防衛。
西畑は前哨戦と同じくサンセットデストロイヤーを、永岩は前哨戦で集中的に痛めつけた首を狙ってくるだろう。

シングルマッチ
時間無制限１本勝負
PNDヘビー級選手権

○　西畑　陽馬

ｖｓ

バトラー永岩　×

34分 0秒
バッファロースリーパー

試合レポート：road not

遂に鳴った決戦のゴング、互角の攻防を繰り広げるが要所で永岩の重い打撃が西畑に決まる。
ジャイアントスイング、打点の高いドロップキックと永岩は王者としての強さを見せる。
苦しい展開の西畑は永岩のクローズライン、セントーン・アトミコをかわして得意のバッファロースリーパー。

ＳＴＦを決めた西畑に対して永岩はアトミックホイップで西畑を放り投げる。
西畑もキャメルクラッチで反撃すると体重の乗ったダイビングセントーンを投下。
勢いに乗りたい西畑だったが永岩のフライングショルダーアタックで吹き飛ぶ。
永岩は得意のＳｋｕｌｌ　Ｅｎｄの構えも西畑は切り返す。

永岩は西畑の顔面を踏みにじり拷問逆片エビ固めと挑発するように痛めつける。
これに奮起した西畑が得意のクロスアームサンダーファイヤーパワーボム、不意を突かれたか永岩はカウント2.9で何とか返した。
西畑を場外に投げて間をとった永岩は必殺技のハリケーンドライバー、カウント2.9で西畑が返すと西畑も必殺技のサンセットデストロイヤー、カウント2.9。お互いに必殺技を出したが決着しない。

譲らない攻防を繰り広げる中、試合が動いたのは16分過ぎ、永岩の投げっ放しジャーマンスープレックスで西畑が場外に転落。
大ダメージを負った西畑だったがファンの声援で立ち上がると永岩にランニング・バックドロップを決めた。
永岩はマシンガン袈裟斬りチョップで爆弾を抱える西畑の首を狙うが西畑も対抗してチョップの連打、バックフリップ、ランニングネックブリーカードロップと畳み掛ける。
トリプルブレーンバスターで永岩を場外に落とした西畑はエルボースイシーダを発射。
永岩は竹刀を取り出すが西畑が叩き落としてスカイハイ・チョークスラム。

永岩は急所蹴りで西畑の勢いを止めるが西畑は再びスカイハイ・チョークスラムからコブラクラッチバスター。
リング中央でサンセットデストロイヤーを炸裂させるが永岩はカウント2.9で返し譲らない。
永岩はジャンピングツームストンパイルドライバーを決めるが西畑はカウント2.9でギリギリ返す。
すかさず永岩がＳｋｕｌｌ　Ｅｎｄで捕らえるが西畑は何とか逃れる。
永岩は2発目のジャンピングツームストンパイルドライバー、首を心配する西畑ファンの悲鳴が上がるが意地のキックアウト。
西畑は雪崩式の技を狙うが永岩が切り返して雪崩式オクラホマスタンピードで叩きつける。

永岩が投げっ放しジャーマンスープレックスを決めれば西畑はスカイハイ・チョークスラムを返す、しかし永岩の高速フルネルソンスープレックスで首へのダメージが更に蓄積。
西畑はクロスアームサンダーファイヤーパワーボムを狙うが永岩がリバース。
永岩の投げっ放しジャーマンスープレックスで場外に転落した西畑だったが竹刀を取り出した永岩の隙を突き鉄柵に激突させた。
ハリケーンドライバーを決めた永岩だったが西畑の足がギリギリロープに届いた。
永岩はＳｋｕｌｌ　Ｅｎｄで試合を決めに行くが声援が西畑を支え、西畑はタップしない。

西畑はバッファロースリーパーで捕らえるが永岩も王者の意地でロープに手を伸ばす。
ランニング・バックドロップを決めた西畑に永岩はジャンピングツームストンパイルドライバーを返すがフォールまではいけない。
西畑のクロスアームサンダーファイヤーパワーボムはリバースした永岩だったが西畑のブレーンバスターを食らってしまう。
西畑は残った力で永岩をバッファロースリーパーで締め上げると力の抜けた永岩を見てレフェリーが試合を止めた。

目を覚ました永岩は潔く敗北を認めるがベルトは預けておくだけと主張。
遂にPNDヘビー級のベルトを手にした西畑は正規軍の仲間、声援を送り続けたファンへ感謝を伝えると王者としてベルトを守り続けると力強く宣言した。

突如、天神 剛輝が乱入する。

今度は神崎 卓斗の曲が流れて乱入。

会場が大歓声に包まれる中、天神が乱入し西畑への挑戦を表明。
つい先日ホセに負けた立場であることから場内からはブーイングが浴びせられる。

すると神崎も乱入し西畑ではなく天神へシングル戦をアピール。
案の定、天神に流血させられた神崎だが呪縛から抜け出してみせると宣言すると、天神は承諾。
神崎を再起不能にすると宣告。

余裕たっぷりの天神に神崎は今までの借りを返せるか。
そして、PNDヘビー王者となり目標を達成した西畑は、新たにベルトを守り抜く目標を立てスタートを切る。