喰らい付く海成が神崎に届かず

(161) 2025/05/25 シングルマッチ

アウトドアーズの新人、海成が次世代の神崎に噛み付きシングルマッチを要求。
面白い奴と評価しつつも特に相手にしていなかった神崎だったが挑まれた勝負は受けて立つ。

シングルマッチ
30分1本勝負

× 海成vs神崎 卓斗 ○

20分 23秒
変型サソリ固め

試合レポート:蒼龍

海成は得意な腕攻め、神崎はオーソドックスにエルボー打撃と投げと逆エビで攻める。

試合中盤になっても海成は徹底した腕攻めに徹する。
キャリア的に勝てるとしたらこの闘い方しかなく、必殺技の前転式飛びつき腕ひしぎ逆十字を決めた際は冷静に対応していた神崎の表情が曇る。

しかし、神崎がウイニングローズブレイカーで試合を決めにかかるが、カウント2.9。
まさか返されるとは思っていなかった神崎が戸惑う。

神崎はエルボーでリズムを整え、こんどこそ決める決意でジャーマンスープレックスホールド。
これも海成が3カウントを許さず、神崎よりも先に立ち上がりお返しのエルボー。
そして反撃の腕ひしぎ。金星の期待が持たれたが、位置が悪くロープブレイク。

試合終盤、神崎がムーンサルトプレス、ウイニングローズブレイカーを放つが決まらず、海成も前転式飛びつき腕ひしぎ逆十字で必死にギブアップを迫るが決まらない。

試合時間20分を過ぎて、ロープから距離がある位置で神崎が変型サソリ固め。
海成が耐え切れずついにギブアップ。

アウトドアーズヒール化計画進行中、庄司が新井から大金星の3カウント

(162) 2025/05/26 6人タッグマッチ

ネクドリ正規軍は実力者の新井にタッグ王者で最近脳筋っぷりが出てきた隼田と強力な布陣。
総合力ではヒール・アウトドアーズ連合軍が劣勢だが飛田が撹乱して桜塚や庄司の瞬発力で勝利を狙う。

模索しながら闘っている庄司がどんな闘いを見せるのかにも注目。

6人タッグマッチ
時間無制限1本勝負

× 新井 聖那
北村 玲央
隼田 和希
vs庄司 達也 ○
飛田 大成
桜塚 漸

24分 37秒
ファイヤースタースプラッシュ →体固め

試合レポート:蒼龍

庄司はこの試合からグローブを着用。以前よりパンチ攻撃が若干多い素振りを見せる。
場外でマットの下からパイプ椅子を取り出し、新井を殴打。
アウトドアーズで一番礼儀正しく温厚な彼がファイトスタイルを模索しているとは言え何かおかしい。

ヒール・アウトドアーズ連合軍の狙いは大将の新井。
特に飛田が撹乱しながらの攻撃で大活躍。
ダイビングボディプレスで救援しようとした隼田は見事に自爆するが、諦めず再度チャレンジすると成功。
飛田が背中に大ダメージを負う。
その後も隼田が大暴れ。クロスアームスープレックスで桜塚を捉えるとカウント2。

桜塚と庄司の連携で新井を苦しめ、最後は庄司の新必殺技であるファイヤースタースプラッシュでカウント3。
庄司が新井から3カウントを獲る大金星。
ヒール・アウトドアーズ連合軍としても1勝以上ある価値の高い勝利を手にした。

大将の首を獲ったことをアピールする庄司。
すっかりヒールターンしてしまい会場の観客を煽る。

同世代対決は西畑が習志野を粉砕

(163) 2025/05/27 シングルマッチ

ネクストジェネレーションリーグ25で引き分けに終わった2人の決着戦。
両陣営の勝ち星にも影響するが、そんなことは関係ないとばかりに次世代トップを争う。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

○ 西畑 陽馬vs習志野 圭 ×

20分 7秒
サンセットデストロイヤー → 片エビ固め

試合レポート:蒼龍

打撃と絞め技が中心だがお互い様子を見ているような静かな立ち上がりだったが、ロープに振られた習志野にレフェリーが激突するアクシデントが発生。
とはいえクリーンファイトの2人の闘いでは特に影響無く試合続行。

コーナーに追い込む習志野だが西畑からクロスアームサンダーファイヤーパワーボムで手痛い逆襲を受ける。
10分過ぎ、習志野が必殺のバズソーキックで西畑の側頭部を蹴りフォール。カウント2。

場外乱闘の後、突如習志野が丸め込みカウントを迫るが西畑がカウント2.9とギリギリ肩を上げる。
丸め込みにめっぽう弱い西畑が危うく3カウントを獲られかけたが、何とか回避した。

習志野がキックで追い込むが後半は西畑が猛攻。
高さのある開脚跳びスプラッシュに2発目のクロスアームサンダーファイヤーパワーボム。
習志野がカウント2で返すが溜めが効いたサンセットデストロイヤーでカウント3。

前回時間切れで決着が持ち越しとなった同世代対決は西畑がパワーで押し切り、ネクドリ正規軍としても2勝1敗とリドした。

大激闘の末、ホセが力尽き1ヶ月間のマスク剥奪が決定

(164) 2025/05/29 シングルマッチ

連敗が続くヒール・アウトドアーズ連合軍を指揮するカイザー金岩がホセを狙いとんでもない試合を要求。
ホセが負けたらマスク剥ぎ(1ヶ月間)、カイザーが負けたら髪切り(1ヶ月間)を賭けたノーDQマッチ。

時間無制限1本勝負
ノーDQ/マスカラ・コントラ・カベジェラマッチ

× ホセ・ロドリゲスvsカイザー金岩 ○

30分 17秒
アルゼンチンバックブリーカー

試合レポート:蒼龍

マスクと髪が賭けられた試合ということで両者共に気合いが入っている。
長期戦を見据えてお互いに絞め・関節技で体力を奪う作戦のようだ。

9分過ぎ。
ホセがスーパーラナでカイザーの後頭部をマットに叩き付けそのままフォールするが、カウント2.9。危ない。
さらにスワンダイブ高速ウラカン・ラナはカウント2。

カイザーも負けていない。
ストレッチプラム、パイルドライバー、アルゼンチンバックブリーカーと叩き込みダメージを与える。

16分過ぎ。
ホセがイスを持ち出すが不発に終わるが、必殺の捻り式ムーンサルトプレス。
カイザーがカウント2で返す。

試合中盤はお互いにイス攻撃の応酬。
その合間にホセが何度もフォールするがカウント2.9でカイザーが返し試合は続く。

30分越えの大激戦となったがカイザーのイスがホセの脳天にクリーンヒット。
意識が朦朧とするホセを担ぎアルゼンチンバックブリーカー。
何秒間か耐えていたがホセが失神。レフェリーが試合を止めた。

試合後、ホセのマスク剥ぎが行われ、ネクドリリングで初めて素顔を観客にさらけ出す。
2025年6月シリーズの1ヶ月間、素顔で試合を行うことになる。

ネクドリ正規軍 vs ネクドリヒール・アウトドアーズ連合軍の争いは2勝2敗のイーブン。
最後のPNDヘビー級選手権が注目される。

PNDヘビー級選手権 永岩が若林をパワーでねじ伏せ防衛

(165) 2025/05/31 シングルマッチ

試合レポート:蒼龍

元タッグパートナーの若林が裏切りのチャンピオン バトラー永岩に挑む。
前哨戦では集中攻撃を受けて大流血に追い込まれた若林だが、永岩への憧れの思いは消え去り、怒りに満ちている。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負
PNDヘビー級選手権

× 若林 闘次vsバトラー永岩 ○

22分 26秒
Skull End

チャンピオンの永岩は怒っている若林の心をさらに炎上させるがごとく、何度も顔を踏み付けて挑発。
挑発に応えて若林の強烈なチョップの音が鳴り響く。

場外に落ちた若林に対し、永岩がポスト上からミサイルキック。
普段の試合では見られないリスクが高い技が飛び出す。
さらにバックを取られた際は股間を蹴り上げヒールターンして解禁された反則攻撃でペースを渡さない。

16分過ぎ、若林のオクラホマスタンピードを皮切りに試合が動き始める。
オクラホマスタンピードを2発決めるがカウント2止まり。
ポスト上に永岩をセットしてブレーンバスターを狙うが返され逆に背中を強打してしまい、さらに必殺のハリケーンドライバーを被弾。
それでもすぐ立ち上がりハイフライフロー。永岩はカウント2で返し、逆襲のハリケーンドライバー。
止まらない若林は再度ハイフライフローを出すがカウント2。

疲労の色が濃くなってきた両者だが、永岩が渾身のラリアット。
「かかって来いよ」と檄を飛ばすが若林は動けない。
永岩は無理矢理起こし首を捉えてSkull End。
抵抗する力が残っておらず動かなくなった若林を確認してレフェリーが試合を止めた。

かつてのタッグパートナーであり、憧れの先輩に裏切られた怒りをぶつけた若林だったが先輩越えには至らず。
最後は力尽きてしまったがハリケーンドライバーを被弾しても何度も返す姿は、強い意志感じる立派な闘いっぷりだった。

2度目の防衛を果たした永岩。
若林にヒール軍入りを進めるが、若林は何も答えずリングを後にする。

バックステージで若林は再度打倒バトラー永岩を宣言。
今のところはヒール軍入りへの寝返りは無いようだが、永岩は公でも甘い言葉を掛け続け正規軍に揺さぶりを掛ける。

ネクドリ正規軍 vs ネクドリヒール・アウトドアーズ連合軍の争いは2対3でネクドリヒール・アウトドアーズ連合軍が勝利。
しかし、ネクドリ正規軍は大将格の新井 聖那が若手に3カウントを獲られ、ホセがマスクを失い、数字以上のダメージを負ってしまった。