郡が20分耐え抜き時間切れ、西畑が郡を正規軍へ勧誘
(324) 2026/07/25 シングルマッチ
初めて経験するルチャリブレの動きに苦しみ、ホセ・ロドリゲスに敗れた郡 新。
しかし試合中に相手のリズムを読み始め、打撃戦では競り勝つなど、「カウンターマスター」の名にふさわしい適応力を見せた。
敗戦さえも分析し、次の力へと変えていく若き技巧派が、さらなる高い壁へ挑む。
対する西畑 陽馬は、元PNDヘビー級王者にしてNEXUS TAG LEAGUE 2026優勝者。
タッグ王座挑戦には失敗したものの、新井 聖那との再起戦で勝利を取り戻し、正規軍の中心として再び歩み始めた。
冷静に勝機を待つ郡か。
鍛え上げた肉体と揺るがぬ信念で押し切る西畑か。
WWEPの新鋭がネクドリの実力者に挑む。
シングルマッチ
20分1本勝負
| △ 郡 新 | vs | 西畑 陽馬 △ |
20分 0秒
時間切れ引き分け
試合レポート:蒼龍



ゴングとともに、両者は打撃でけん制し合う。郡はエルボーを放つと、奇襲ともいえる正面ドロップキック。
不意を突かれた西畑が場外へ転落。
苦笑いをしながらリングに戻る西畑を、じっと真っ直ぐ目線を外さず待つ郡。
開幕早々の奇襲が決まり、郡の試合運びは順調な滑り出しとなった。




西畑が郡をロープに振ろうとするが、うまく体重移動をした郡が振り返す。
これがイレギュラーな動きだったのか、レフェリーと激突。
その隙に郡が腕ひしぎ逆十字固めで西畑の体力を奪っていく。






西畑をロープに走らせ、自らも反対側のロープへ走る郡。
ロープの反動で勢いをつけて戻ってきた郡は、よそ見をしながら近づいてきたレフェリーと激突。
そこに戻って来た西畑が郡の腹部に強烈な膝蹴りを見舞う。
先ほど西畑と激突したことが頭に残っていたのか、西畑ばかりを気にしていたレフェリー。
試合にも影響するのでしっかりしてほしい(笑)。





巧みな動きで翻弄していた郡だが、少しずつ西畑に捕まり、ラリアットや絞め技、投げ技を立て続けに被弾。
郡の表情には早くも苦悶の色が浮かぶ。
西畑が首と腕を締め上げるトワイライト・スリーパーは、試合開始から10分もたたない段階でギブアップを予感させた。



しかし、まだ郡は諦めていない。
郡は西畑の足を捕らえると、必殺のリヴァイアサン・クラッチ。
そして、電光石火の丸め込みを出して、カウント2。




西畑の強烈なチョップに耐え切れず、郡が膝をつく。しかし、それもフェイクだったのか、すかさず二度目のリヴァイアサン・クラッチを決める。
その後は激しいバックの取り合いや技の応酬が続くが、郡が突如としてリヴァイアサン・クラッチを仕掛ける。
一瞬の隙から試合を決める鋭さを持つ郡が西畑を追い込む。
しかし、西畑は持ち前のパワーで強引に振りほどいた。




15分経過。
翻弄されていた西畑だが、郡を捕まえることに成功。
ボディスラムでマットに叩き付けると、たまらず郡が場外へ。
それを確認した西畑が、エルボースイシーダで郡に突っ込む。






郡を十分に追い込んだ西畑。
あとはクロスアームサンダーファイヤーパワーボムやサンセットデストロイヤーを決めれば、勝利が見える場面。
しかし、ここでも郡は西畑の隙を狙っていた。
奇襲の丸め込みで一気にフォールへ持ち込む。
カウントはあわやの2.9。
西畑がロープに振った郡にラリアットを狙うがかわされ、また丸め込みでカウント2.9。あぶない、あぶない。
西畑の隙を徹底的に突く郡。

残り1分を切り、西畑はパワーで決めにかかるが、郡を捕まえ切れない。



残り20秒。
最後の勝機をつかむべく、郡は西畑をロープに振り、ジャンピングダブルニープレスを放つ。
これも西畑がカウント2.9で返したところで、試合終了を告げるゴングが鳴る。


郡に翻弄され、フィニッシャーを繰り出すまでには至らなかった西畑。
あくまで個人的な解釈だが、一見すると翻弄されていた西畑も、郡の技を一つ一つ受けながら何かを試していたように感じられた。
あらゆる手を尽くして西畑を倒しにいった郡。
ペース配分を計算して全力を出し切り、もう体力が残っていない。
大きく口を開けて息を切らしながら、西畑と向き合う郡。
そこへ西畑が手を差し出し、両者は握手を交わし、両者共にリングを降りた。







バックステージでは西畑が郡を評価し、正規軍への勧誘を示唆。
現在の郡は、アウトドアーズと比較的近い関係にある。
ブラックラビリンスの若林による猛烈なアプローチに続き、今度は正規軍の西畑も勧誘に動いた。
郡が誰の声に応えるのか、今後の動向が注目される。

長年ファイプロで遊んでいる蒼龍さんによると、レフェリーが選手と2度も激突する展開は初めて見たとのことで、かなり珍しい試合だったようです。
まさに受難の試合になってしまいましたね😅。
格上の西畑を翻弄した試合運びは、さすがの郡選手でした。
西畑は最後まで郡を捕まえ切れませんでしたが、あと5分あれば、持ち前のパワーで押し切っていたかもしれません。
郡選手を巡るストーリーは新展開。
戦力アップ間違いなしの逸材を巡って、ネクドリ正規軍も動き出しました。
郡選手がネクドリ正規軍に入ったとしたら、神崎はどんな反応を示すのか気になりますが、真面目な彼はジェラシーを感じつつ、仲間としていっしょに闘いそうなイメージがあります。
今後の展開については、立板三さんと協議しながら進めていきます。
郡選手がどのユニットに入るのかはまだ決まっていないため、私自身も楽しみです。
両陣営のXは神崎と王者・天神、心機一転の築山が敗れ去る
(325) 2026/07/27 タッグマッチ
長期欠場の原因となった右腕の負傷が癒え、ついに完全復活を宣言した築山 諒真。
その直後、バックステージへ乱入した佐伯 瑛太は、治ったばかりの右腕を容赦なく踏みつけた。
「逃げるな、佐伯!」
築山の怒りに火がついた瞬間、佐伯が突きつけたのは、互いにパートナーを当日まで明かさないシークレットタッグマッチだった。
二人が選んだ「X」は、頼れる盟友なのか。
それとも誰も予想できない危険人物なのか。
パートナーの正体によって、試合の構図も、その後の勢力図も大きく変わる可能性がある。
これは単なるタッグマッチではない。
築山と佐伯が宣言した「完全決着」へ向けた、新たな抗争の入り口。
復活した右腕が佐伯を撃ち抜くのか。
それとも佐伯が、その腕と築山の自信を再び破壊するのか。
タッグマッチ
30分1本勝負
| × 築山 諒真 X(神崎 卓斗) | vs | 佐伯 瑛太 X(天神 剛輝) ○ |
16分 48秒
ビクトル膝十字固め
試合レポート:蒼龍


青コーナーからは築山 諒真が入場。
右腕のテーピングは外れ、模様入りのショートタイツとアームバンドを合わせた新たなコスチュームで登場する。

築山のパートナーとなるXは神崎 卓斗。
最近よくタッグを組んでいる間柄だけに、この人選は予想どおりだ。

続いて赤コーナーから、まずは佐伯 瑛太が入場。

佐伯のパートナーのXは天神 剛輝。
佐伯は、現PNDヘビー級王者にしてネクドリ最強の男を連れてきた形だ。

因縁決着を目指す築山と佐伯。
天神を苦手とする神崎。
これまで天神に格好のオモチャとして扱われてきた神崎と築山。
神崎を倒して郡にアピールしたい佐伯。
4人の因縁が複雑に絡み合う組み合わせになった。


先発は血気盛んな築山と佐伯。
佐伯が小刻みな打撃で体力を削る一方、築山はパワーを生かした一撃で形勢を変えようとする。

築山が神崎と2人で組むのは今回が3度目。
過去2度は勝利を挙げられていないものの、徐々に連携技も見せるようになってきた。

両軍ともにタッチし、神崎と天神がリングイン。
天神はさっそく神崎の頭部へ凶器を突き刺そうとするが、さすがに攻撃へ慣れてきた神崎が振りほどき、流血を免れる。
会場からはブーイング。

神崎が築山にタッチ。
リングインした築山に、天神が凶器を突き刺す。
神崎の目前で築山は流血し、新しいコスチュームが早くも血に染まる。

天神が佐伯にタッチし、リング上は築山対佐伯の構図に。
しかし、自らの流血に動揺した築山は後退して神崎にタッチ。
会場からはブーイングと、『えー!』というファンの落胆の声が上がる。


残念がる佐伯は天神と交代。
天神が神崎の股間を蹴り上げ、背後から凶器を突き刺し、神崎も流血。
相手の動きを止めてから凶器攻撃へ移る、天神の狡猾な攻めが光り、会場からは声援と拍手。
『卓斗負けないでー!』という声援が飛び、神崎ファンの応援も次第に熱を帯びていく。




10分を過ぎたところで築山が捕まる。
フライングニールキックと水面蹴りのダブルインパクト、ブリザードスープレックス、人工衛星ヘッドシザースホイップを立て続けに浴びる。
さらに、倒れたところへ容赦ない蹴りまで加えられ、築山は身動きが取れない。


長時間攻め込まれていた築山が、ようやくボディスラムで天神を投げ捨て、神崎にタッチ。
天神も佐伯へタッチ。両軍の選手が入り乱れ、リング内は4人となる。



一矢報いたい築山が強烈なエルボーで佐伯を倒す。
その一方、奥では天神が神崎を捕らえてCarnage Impactを放つ。
PNDチャンピオンの天神がやりたい放題。


劣勢を覆したい神崎は佐伯にバックドロップを見舞う。
しかし、先ほど受けたダメージが大きく、追撃へ移れない。





ここからというところで、再びリングへ入った天神に金的攻撃を浴びせられ、神崎も一方的な防戦に回らざるを得ない。





15分経過。
ここまで見せ場を作れなかった築山が、天神にアイアンクローを仕掛ける。
小柄な天神は逃れることができず、長時間にわたって顔面を締め付けられるが、築山の握力が緩んだ隙を突き、何とか振りほどく。
この場面で佐伯が救援に入ろうとするが、神崎がしっかりブロック。
神崎は捕らえた佐伯にウイニングローズブレイカーを決め、脳天からマットへ突き刺す。
築山を援護する好アシストだ。

ようやく築山にチャンスが到来。
築山はふらつく天神の背後へ回り、後頭部に強烈な張り手を叩き込む。




築山はロープへ走ると、全力で振り抜いたライトニングヘル・ラリアットを天神の喉元へ叩き込む。
しかし、カウント2で佐伯のカットが間に合う。


ここで攻守が交代。
佐伯は神崎を捕らえると、顔面へ蹴りをぶち込んでリング上から排除。


その間に天神は膝をマットに打ち付けて動けなくなった築山にビクトル膝十字固め。
築山がたまらずタップ。

PNDヘビー級チャンピオンの天神による圧倒的なワンマンショーになったこの試合。
血を垂らしながら倒れる築山を神崎が介抱する横で、天神と佐伯が勝ち誇る姿が印象に残る。










勝利した佐伯はほとんど無傷。
攻撃のほとんどは天神に任せていたため、本人としては不完全燃焼。
通常ルール、フォールなしの格闘スタイル、金網マッチという、異なるルールでのシングル3本勝負を提案。
一方で消沈する築山。
しかし、3本勝負の話を聞くと、怒りが込み上げてきた様子。
普段は弱気な面を見せる築山が、珍しく声を荒らげ、佐伯に対する怒りをぶちまける。
両者の合意により、築山と佐伯によるシングル3本勝負が決定した。
経験がないルールが含まれ不利になりそうな築山だが、過去を越えた怒りをぶつけ、打倒佐伯を目指す。

YouTubeコミュニティで予想を伺ったら一発で当てられてしまいました(笑)。
神崎はベタベタな人選でしたし、チャンピオン登場のサプライズを狙った天神に至ってはカイザーと飛田を別のカードに組んでいたので、バレバレでしたね・・・😅。
今年最大のミスをしてしまった気がします。
もっとサプライズ感が出るカードにすれば良かったです(汗)。
それにしても、天神が絶好調。ベルトを持っているレスラーは違いますね。
3本勝負は立板三さんと協議して決めました。
ネクドリ史上初となるルールも含まれており、うまくいくのか不安もありますが、ぜひ楽しみにしていてください。
最後のリョーマのセリフは、当初、立板三さんに考えていただいたものへ、さらに怒りを表すセリフを付け足していただきました。
新しいコスチュームとともに、築山が一つ殻を破る姿を表現したものです。
いずれも小さな変化ではありますが、リョーマが成長していく姿を今後も見守っていただければと思います。
秦野がヒール軍を追い詰めるも時間切れ、王座挑戦にカイザーが立ちはだかる
(326) 2026/07/29 6人タッグマッチ
秦野 明夢は、壮絶なデスマッチでカイザー金岩から初勝利。
さらに新井 聖那も、直近のタッグマッチでカイザーをタイガードライバーに沈めた。
正規軍の二人に立て続けに敗れ、追い詰められつつあるヒール軍の総帥だが、この男が素直に終わるはずもない。
反撃を狙うカイザーの隣には、かつて共にPNDタッグチャンピオンだったパートナーの庄司 達也。
さらに注目はチームを分けられたNCPW勢。
これまで同じコーナーで鉄壁の連係を見せてきた剣志 “ヴァイパー” 嵐と黒岩が、今回は敵同士として対角線に立つ。
正規軍の勢いとカイザーの逆襲の行方、そしてNCPW同門対決――。
誰か一人が暴れ始めれば、試合の秩序は一瞬で崩壊する。六人の思惑が絡み合う、予測不能の全面衝突だ。
6人タッグマッチ
30分1本勝負
| △ 秦野 明夢 △ 剣志 “ヴァイパー” 嵐 △ 新井 聖那 | vs | 庄司 達也 △ カイザー金岩 △ 黒岩 “アースブレイカー” 剛 △ |
30分 0秒
時間切れ引き分け
試合レポート:蒼龍




序盤、秦野の動きが良い。
黒岩にさまざまなキックを叩き込み、Vトリガーからフォールへ。
カウント2.9。

長く捕まっていた黒岩だが、庄司にタッチすると、相手コーナーに立つ嵐へ襲いかかる。
黒岩はエプロン上で嵐に危険なジャーマンスープレックスを見舞う。
同じNCPW所属で、互いをよく知るからこそ仕掛けられた技なのか。

庄司はテーピングを使って新井の首を絞める。
PNDヘビー級王座挑戦では敗れたものの、その経験が自信につながったのか、新井にも堂々と攻め込む。



庄司は秦野のスピンキックをかわすと、カウンターの逆回し蹴りがヒット。
続けてコーナーからADAMASを狙うが、今度は秦野が回避。庄司は頭からマットへ落下した。


庄司がカイザーにタッチしてから、秦野にソバット。
カイザーがコーナーに昇り、ダイビングエルボーを狙うが、こちらも秦野にかわされ、マットへ肘が激突する。


「秦野への怒りが収まらないカイザーは、顔面に肘を押し当て、さらに金的攻撃。


16分経過。
新井がカイザーの背後を取り、タイガースープレックス。
黒岩がすぐカットしてカウント1。


庄司はハイブリッド戦法で新井を攻め立てるが、タイガースープレックスで切り返されてしまう。


イライラが募るカイザーは新井をストレッチプラムで絞る。
ここは秦野と嵐が二人がかりでカット。

24分経過。
黒岩が嵐に拷問コブラツイストでギブアップを迫る。
嵐は上半身を大きくねじ上げられるが、すぐさま新井がカットに入り、難を逃れる。



乱戦の中、嵐が庄司に打撃を連打。
打撃戦を得意としない庄司は、たまらずふらついてしまう。


リング上は嵐と黒岩。
嵐の打撃が火を吹く。
妙にバチバチしているこの二人。



25分経過。
カイザーは倒れた嵐を踏み付けるとフィニッシュアピール。
そして、なぜか誰もいないところに延髄斬り。
どうした!?



カイザーは何食わぬ顔で新井に近づき、アッパーを一発。
改めてフィニッシュを予告すると、新井の腕を取ってステップオーバーアームブリーカーを決める。
黒岩と庄司が救援を阻み、新井は大ピンチ。それでも何とか耐え抜く。
なるほど。さっき誰もいないところへ放った延髄斬りは、この技を予告するアピールだったのか!?

27分経過。
新井がカイザーにJDクラッチ。
今度は正規軍側が救援をブロックして、カイザーが大ピンチ。それでも何とか耐え抜く。



カイザーは黒岩に、新井は秦野にタッチ。
秦野が黒岩を持ち上げてフィッシャーマンドライバー。
これは庄司のカットが間に合ってカウント2。
その一方でカイザーが新井に必殺のぶっこ抜きバックドロップ。先ほどの腹いせだ。


残り1分。
秦野が黒岩を捕らえると、新井が飛び出して顔面への飛び膝蹴り。
腕を押さえられた黒岩は防ぐことができず、強烈な膝をまともに受ける。



残り15秒。
秦野が黒岩にレインメーカー式Vトリガー。
続けて秦野はコーナーへ下がり、助走をつけてフライングダブルニーアタック。
カウント1でカイザーがカットに入り、そのタイムアップとなった。

あと一歩まで追い込みながら、勝利をつかめなかった秦野。
立ち上がろうとすると、カイザーが目の前に立ちはだかる。
秦野の悔しそうな顔を確認したカイザーは、そのままリングを降りた。





バックステージ。
ここ最近は好調を維持しているものの、この日は勝ち切れず、秦野は悔しさをにじませる。
それでも、ヒール軍総帥のカイザーを倒した実績を挙げ、天神の持つPNDヘビー級王座への挑戦を狙うと宣言。
一方のカイザーは、秦野を王座戦までたどり着かせまいと動き出した。

ストーリー的にはカイザーvs秦野と新井がメインのこの試合。
最近不調なカイザーが溜まったフラストレーションが発散させるために、普段以上に前面に出ていました。
その裏で妙にバチバチ争っていたNCPWの嵐選手と黒岩選手。
ご参戦いただいているblazin_simhさんにまだ伺っていないのですが、このお二人の関係性が気になりますね。一度シングルマッチを組んでみたくなりました。
個人としては芽が出る前に何度か断念していた秦野としては、今回こそベルト挑戦に到達したいところ。カイザーの妨害が気になりますが、天神を振り向かせるところまで至るのか、今後の展開にご期待ください。
飛田がモンキーマジックプレスでピシャリ、海成を破って初防衛
(327) 2026/08/01 シングルマッチ
佐伯 瑛太との師弟対決を制し、第5代PODヤングウェーブ王者となった飛田 大成。
巧みに相手の攻撃をかわし、一瞬の好機をつかんで王座を奪った若きチャンピオンが、最初の防衛戦を迎える。
挑戦者決定戦を勝ち上がったのは海成。
高く不安定な場所を苦手としながらも、覚悟を決めてコーナーへ昇り、スーパーダイビングフットスタンプで高西 京介を撃破。
恐怖心を乗り越え、自らの力で初めてのタイトル挑戦権をつかみ取った。
この王座の原点となったヤングドリームリーグ2025。
海成はその決勝戦で横水 健太に敗れ、初代王者になる夢を逃している。
あの日、あと一歩届かなかったベルトが、再び目の前に現れた。
空中殺法を武器に頂点へ駆け上がった飛田か。
怖さを抱えたまま、それでも空へ飛ぶ海成か。
王者の初防衛戦にして、挑戦者の長い物語が実を結ぶかもしれない一戦。
若き波の頂点に立つのは、どちらだ。
シングルマッチ
時間無制限1本勝負
PODヤングウェーブ選手権
| チャレンジャー × 海成 | vs | チャンピオン 飛田 大成 ○ |
22分 37秒
モンキーマジックプレス → 体固め
飛田が初防衛
試合レポート:蒼龍




序盤は互いに打撃で意地を張る展開。
海成の気合いがやや上回り、優位に試合を進める。




10分過ぎ。
海成がダブルアームの投げを狙うが、飛田が切り返し、ふらつく海成に毒霧を浴びせる。


毒霧で目を開けられない海成だったが、手探りで飛田の腕を捕まえ、そのまま必殺のROX。
完全に意表を突かれた飛田は、必死に体を動かしてロープに足を掛ける。






疲れが出てきた飛田が海成のバックに回るが、海成が一本背負いで投げ飛ばす。
コーナー前の絶好の位置に倒れる飛田を確認した海成がコーナーに昇り、スーパーダイビングフットスタンプ。
海成の全体重が腹へ突き刺さり、飛田は身体を折って悶絶。
そこに、海成がフォールに入るが飛田がカウント2で肩を上げる。



流れが海成に傾きつつあったが、ここで飛田が二度目の毒霧。
足が止まったところを逃さず、タイチ式外道クラッチで丸め込む。カウントは2.9。
海成の好き勝手にはさせない飛田らしい技が光る。


14分過ぎ、飛田は三度目の毒霧。
しかし今度は海成が寸前で回避する。
さすがに三発目まで付き合うほど、海成もお人よしではない。





試合は17分が経過。
海成が意を決してコーナーへ。
普段はほとんど見せないスイング式ダイビングフランケンホイップで、飛田を豪快に投げ飛ばす。
海成が飛田をコーナーに振り、助走をつけたジャンピングフロントハイキックを顔面へ。
すかさず押さえ込むが、王者はカウント2.9で生き残る。


追い込まれたチャンピオンの飛田はビンタ一発で海成をマットへ叩き伏せると、間を置かず必殺技のモンキーマジックプレス。
背中を押し潰したが、落下地点はロープ際で、海成を引きずってから押さえ込み。
その分、回復を許してしまい、カウントは2。



20分が迫る中、この日何度となく海成の首を苦しめてきた飛田のDDTが、またも炸裂。
それでも海成はふらつく足で飛田の腕にしがみつき、ROXで飛田の腕を捕獲。
残った力を腕に集め、一気に締め上げる。
レフェリーが飛田の表情をのぞき込む。
王者は身体を激しくよじり、どうにか腕を引き抜いた。
この試合最大のピンチを、必死の形相で切り抜ける。

直後、飛田が四度目の毒霧。しつこい。
だが、そのしつこさこそが飛田の強さでもある。
勝負どころで狙い澄ました一発が決まり、海成の顔が再び毒霧に染まる。

視界を奪われた海成が飛田を見失う中、飛田の背後からのドロップキックが後頭部を直撃。

それでも海成は、気配だけを頼りに飛田の腕をつかみ、再び必殺のROX。
今度こそ決まったか――しかし、レフェリーの声は無情の『ロープブレイク』。
毒霧でロープの位置を見失っていたことが、ここ一番で海成を苦しめる。



試合は22分経過。
飛田がブレーンバスターで海成を仰向けに倒すと、コーナーにへ上がって二発目のモンキーマジックプレス。
これが完璧に決まって、カウント3。

果敢に攻めるチャレンジャーの海成を、毒霧で視界を奪い、丸め込みで焦らせ、最後はモンキーマジックプレスで締めるという、チャンピオンの飛田の理想的な試合の組み立てで初防衛に成功。
倒れた海成の前で、飛田は満足げに胸を張る。
決してきれいな勝ち方ではない。
それでも、王者として自分らしい戦法で結果を残したという手応えは十分だっただろう。








完璧な試合だったと自画自賛する飛田。
本当は友人の高西と闘いたいが、相手が絶不調の今にぶつかっても意味がないという。
ほかに食指の動く挑戦者も見当たらず、王者はどこか物足りなさそうだった。
初めてのタイトル戦を終えた海成は、悔しさをにじませながらも『力不足だった』と素直に認める。
それでも、何度も勝負を決めにいった攻めの姿勢までは失っていない。
この敗戦を踏み台に、もう一度ベルトへ手を伸ばすつもりだ。

負けてしまったものの試合中に攻めていたのは海成で、苦手な飛び技を出したり、何度もROXでギブアップ勝ちを狙う姿は、キャリア1年の若手としては十分頑張ったと思います。
飛田は撹乱する技と、破壊力があるモンキーマジックプレスで決める、飛田らしい試合の組み立てがとても機能していました。
飛田は高西を待ち、海成はリョーマとの未来を見据える。
同じ友人でありライバルでも、二人の向き合い方はまるで違います。
その違いを試合後に表現できた一戦になったと思います。
いつか、このベルトを懸けた二つの友人対決も見てみたいです。
本塚が永岩をDissonance Effectで葬り、新タッグチャンピオン誕生
(328) 2026/08/03 タッグマッチ
王者のホセ・ロドリゲス・バトラー永岩組みは、西畑 陽馬・新井 聖那組みの挑戦を退けて初防衛に成功。
最後は永岩の「Skull End」が西畑を捉え、ブラックラビリンスが誇る冷酷な集中攻撃と勝負強さを見せつけた。
しかし、挑戦者の隼田 和希・本塚 昴組みには明確な挑戦する根拠がある。
両チームはNEXUS TAG LEAGUEで30分時間切れ引き分け。
隼田はその結果を、自分たちの力が王者と「同じか、それ以上」である証拠だと言い切った。
さらに隼田とホセは、かつて共にPNDタッグ王座を巻いた元チャンピオンコンビ。
隣に立ってベルトを掲げた二人が、今度はそのベルトを挟んで向かい合う。
NCPWの重量級コンビを逆転で破り、深めた連係と絆を証明した隼田と本塚。
ブラックラビリンスという迷宮を攻略し、引き分けだった戦いに決着をつけられるか。
それともホセと永岩が、あの引き分けすら過去の幻想に変えるのか。
情熱と破壊力が、冷酷なる王者の迷宮へ踏み込む。
タッグマッチ
時間無制限1本勝負
PNDタッグ選手権
| チャレンジャー 隼田 和希 ○ 本塚 昴 | vs | チャンピオン ホセ・ロドリゲス バトラー永岩 × |
36分 16秒
Dissonance Effect → 片エビ固め
隼田・本塚組が第6代PNDタッグチャンピオンに
試合レポート:蒼龍



試合開始から8分、ついに場外乱闘が勃発。
永岩が強烈なドロップキックで本塚を吹っ飛ばす。
隼田とホセも加わり、全員参加の乱闘に発展。




隼田はふらつく相手へスピアー。ちゃんと命中。
さらにダイビングショルダーアタックも命中し、クロスアームスープレックスも叩き込む。
今日の隼田は冷静だ。



永岩は同期の隼田を警戒しつつも、この日は本塚に照準を合わせ、腹部へ重い膝蹴りを突き刺す。
本塚はじっくり構えたかったようだが、待ってくれるほど永岩は親切ではない。
先に豪快にぶん投げられ、出鼻をくじかれる。



20分経過したところで、永岩が本塚の首を捕らえてSkull End。
長く捕まればそのまま試合が終わりかねない永岩の代名詞とも言える技に、隼田が即座に飛び込み、間一髪でカットする。
ホセもリングへ飛び込むが、ここで本塚が息を吹き返して必殺のDissonance Effectでホセをマットに叩き付ける。

24分経過。
永岩が隼田をショートレンジラリアットで倒すと、コーナーに昇ってセントーン・アトミコ。
続くカミゴェが隼田の顔面を撃ち抜く。
これ以上は危ないと見るや、隼田は音速で本塚にタッチ。
やっぱり今日は冷静だ。




本塚と隼田が協力して永岩にW.ブレーンバスター。永岩は場外に転落。
合体攻撃が決まり、気を良くした隼田は観客へ向かって叫びまくる。
しかし、その隙にホセがリングイン。
ローリングソバットの連打を浴びて、あっという間に黙らされる。






場外から復帰した永岩は本塚に狙いを絞り、二度目のSkull Endで一気に試合を終わらせにかかる。
救援へ走る隼田の前にはホセが立ちはだかるが、チョン蹴りで強引に排除。
その勢いのまま永岩にも一発見舞い、高速カットを成功させる。
さらに隼田は永岩をドラゴンスリーパーに捕らえ、本塚の回復時間まできっちり確保。
救援が手厚すぎて、助けられた本塚が立ち尽くす。



ッチを受けて出てきたホセに、本塚は二度目の必殺技であるDissonance Effectを狙う。
しかし、動きを察した永岩がチョップで持ち上げを阻止。
ホセは危うく難を逃れる。


挑戦者組も本塚から隼田へタッチ。
隼田がリングインすると、二人がかりでホセに合体パワーボム。
永岩がリング内に持ち込んだイスの上にホセの後頭部が叩き付けられる。


さらに、本塚が足を抱えて拷問テキサスクローバーホールド。
本塚がホセを拷問テキサスクローバーホールドに捕らえ、横では隼田が大声で援護。
技には一切触れていないのに、なぜか威力だけは増して見える新型ツープラトンだ。
ただし、試合の権利を持つのは隼田。
本塚の攻撃をレフェリーはまさかのガン無視。
ホセの手がロープへ届いているようにも見えるが止める気配はなく、結果的に長時間、腰を反らされることになった。これは誤審では!?






誰も助けてくれないなら、自分で脱出するしかないホセ。
捻り式スパインバスターで隼田の背中をイスへ叩きつけ、そのままコーナーへ駆け上がって必殺の捻り式ムーンサルトプレス。本塚のカットが間に合ってカウント2。



カットに入った永岩を、隼田がかち上げエルボースマッシュで撃退。
その間に本塚が、ホセをえげつない角度のジャーマンスープレックスで投げ捨てる。
さらに、隼田が必殺の侍ドライバー’84。
挑戦者組の連係攻撃が完璧に決まり、勝負ありと思われたが、ホセの足がロープに届いていてカウントが認められない。




ここで攻守交代。
永岩が本塚をがっちり押さえ込む間に、ホセが隼田へスーパーラナ。
本塚は救援に入れない。
それでも隼田は自力で肩を上げ、カウント2で生還。







立ち上がった隼田とホセが、互いに叫びながら打撃戦へ突入。
テンションが完全に振り切れた隼田が大声で「ホセーーーーー!!!!!!!!」と絶叫しながら、かち上げエルボースマッシュで打ち勝つ。続けてクロスアームスープレックス。
永岩のカットは本塚がしっかりブロック。
今度こそ決まったかと思われたが、ホセも意地の自力キックアウト。勝負はまだ終わらない。







30分を越え、両軍とも体力は底をつきかけている。ここから先は、技術よりも気力の勝負だ。
本塚と永岩が何度もバックを奪い合い、最後は本塚が高角度ジャーマンスープレックスで投げ切ってフォール。ホセのカットは隼田が食い止めたが、永岩も王者の意地で肩を上げる。



本塚は永岩の巨体を高々と抱え上げ、イスの上へ豪快なボディスラム。
腰を強打した永岩は、立ち上がっても動けない。
本塚は追撃を急がず、正面で腕を組みながら回復を待つ。

両軍ともにタッチすると、隼田がホセにクロスアームスープレックス。
クロスアームスープレックスの落下位置がわずかにずれ、ホセの後頭部がイスの支柱へ激突。まともに受ける以上の痛手に。
ホセは自力で返せなかったが、永岩のカットが間に合ってカウント2。
34分を過ぎ、両軍ともにパートナーへタッチする。




前哨戦に続き、本塚が最後に狙いを定めたのは永岩だった。
エルボーと逆水平チョップを正面から打ち合い、意地と意地の我慢比べ。
本塚はローリングエルボーで打ち勝つと、ロープへ走らせた巨体をポップアップパワーボムで叩き落とす。






それでも立ち上がる本塚が永岩をロープに振り、その勢いを利用して永岩を持ち上げてポップアップパワーボム。
さらに、永岩を高々と持ち上げて必殺のDissonance Effectでマットに叩き付ける。



ホセがカットに入るが間に合わず、カウント3。
前哨戦では倒し切れなかった巨人・永岩を、本塚が執念でついに攻略した。
パートナーの隼田はややフライング気味に勝利の雄叫びをあげ、かつてのパートナーだったホセと喜びそうになる。
の光景を後ろで見ていた本塚は、完全に喜ぶタイミングを失って固まる。
36分を超える激闘で、隼田も必死だったのだろう。

何はともあれ、PNDタッグ王座は正規軍へ帰還。
ブラックラビリンスが握っていたタッグ戦線に、大きな風穴が開いた。







試合後、マイクを握る永岩。
防衛に失敗した永岩はすぐ取り返すと宣言。
結果的には本塚を甘く見ていたのかもしれない。
マイクを受け取った隼田はとりあえず叫ぶが体力が尽きて何も言えず、本塚に託す。
喜ぶタイミングを失った本塚は、ブラックラビリンスに掛けた言葉で締めようとする。
途中で少々“言葉の迷宮”に入りかけたものの、最後は新王者らしく冷静に大会を締めた。

隼田はホセ、本塚選手は永岩と分担。
長い試合になったものの隼田が最後まで動けていましたね。
この試合は永岩が持ち込んだイスが敵味方を問わず仕事しまくりました。
そのイスを有効に使い、レフェリーの誤審も相まって、結果的には挑戦者組へ風が吹いた試合だったと思います。
終盤はどちらが勝ってもおかしくない展開でしたが、巨漢の永岩を真正面から投げ切った本塚の姿が、何より印象に残りました。
最後のDissonance Effectはもちろん圧巻でしたが、途中で何度も見せた高角度ジャーマンスープレックスにも十分な説得力がありました。
隼田・本塚組は粗削りな部分がまだあって、その危なっかしさごと成長が楽しみになるチームです。
新王者として、どんな初防衛戦を見せるのか期待したいと思います。