シングルベルト挑戦権を巡る争いが始動

(079) 2025/01/11 シングルマッチ

アルカディアのリングに上がり始めて実は負け無しの3連勝中のホセ。
今回はタッグマッチで一度倒している庄司とのシングルマッチ。
庄司としては格上の相手になるが前回のリベンジをしたいところだ。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

× 庄司 達也vsホセ・ロドリゲス ○

22分 8秒
捻り式ムーンサルトプレス → 体固め

ホセが鮮やかなトペ・コン・ヒーロが2回も飛び出し場内が盛り上がる。
庄司は形振り構わずイスを取り出すがソバットで迎撃されて使用できず、リング内に戻るとホセの捻り式ムーンサルトプレス。前回はこれでやられているが、今回は何とかカウント2で返す。

庄司は必殺技のトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを狙うが、雪崩式スイングDDTで返されてしまいホセから主導権を奪えない。

庄司が足4の字や腕ひしぎを掛けるがまだまだ元気なホセは余裕で切り抜け、フランケンシュタイナー連発もロープブレイク。

19分過ぎ、庄司が再度必殺技のトップロープからの雪崩式ブレーンバスターを狙うが、また雪崩式スイングDDTを返され万事休す。
最後はホセが捻り式ムーンサルトプレスで3カウント。

(080) 2025/01/12 タッグマッチ

タッグチャンピオンでシングルベルトも狙う秦野とヒール軍のカイザーに若手を加えたタッグマッチ。
狙われると想定される北村と飛田の頑張りが鍵になりそう。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

北村 玲央
○ 秦野 明夢
vs飛田 大成 ×
カイザー金岩

22分 46秒
フライングダブルニーアタック → エビ固め

北村がカイザーのパワーに苦しめられる場面が目立つ。

10分過ぎ、カイザーが腕をキメているところに飛田がダブルローテーションムーンサルトプレスで追撃を狙うが目測を誤り自爆。

場外でカイザーが北村をストレッチプラムで絞めているところに飛田が場外へムーンサルトアタックを狙うが、また目測を誤り自爆。

21分過ぎ、試合を決めにかかるカイザーが北村にアックスボンバーを狙うが、北村が回避。

最後は秦野がカナディアンカッターで寝かせると、「行くぞー!」の掛け声からのフライングダブルニーアタックで3カウント。
飛田は散々な試合になってしまった。

(081) 2025/01/13 シングルマッチ

タッグチャンピオンでシングルベルトも狙う秦野とヒール軍のカイザーに若手を加えたタッグマッチ。
狙われると想定される北村と飛田の頑張りが鍵になりそう。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

習志野 圭vsバトラー永岩

15分 32秒
ハリケーンドライバー → 片エビ固め

試合序盤、習志野が早くもバトラー永岩のダイナミックな攻撃に圧倒されてしまう。

10分を経過して早くも永岩がトップロープからのセントーン・アトミコで試合を終わりにかかるが寸前で習志野が回避。

13分を過ぎて防戦一方だった習志野が昇天・改でようやく一矢報いるが、永岩が余裕で返してカウント2。

最後は永岩が必殺のハリケーンドライバーでカウント3。
格の違いが顕著にあらわれる試合になったが、永岩がシングルベルト挑戦に向けて大きく前進した。

(082) 2025/01/14 タッグマッチ

同期の秦野明夢とバトラー永岩がベルト挑戦に向けてアピールする中、隼田としてはここで負けて脱落するわけにはいかない。
一方、King of Arcadia王者として新井もこんなところでは負けられない。

成長著しい神崎は新井と組みタッグベルトのTwin Arcadiaへの挑戦に向けて実績作りを考えていたが、そんな行動を許さない男がいた。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

高西 京介
× 隼田 和希
vs新井 聖那 ○
神崎 卓斗

19分 34秒
フルネルソンキャメルクラッチ

もう負けられない隼田が並々ならぬ闘志を出し、場外乱闘が連発。
新井をターゲットにカベルナリアを決める。
ライバル視している新井も隼田を場外に出し、ブレーンバスターやタイガードライバーで隼田の腰や頭を固いマットに叩き付ける。

11分経過し、神崎が高西にムーンサルトプレスを決めている最中に天神 剛輝が乱入。
神崎に対して毒霧。突然視界を奪われた神崎はパニックになりながらも高西にデスバレーボム。
ようやく天神の存在に気が付き排除しようとするが天神の執念は凄まじくファイヤーバードスプラッシュ。そして、倒れている神崎に後頭部へのパンチを止めない。
隼田からの静止と会場からのブーイングにより天神がようやくリングから去るが、神崎は大ダメージを負ってしまう。

18分過ぎ、ようやく復帰した神崎が高西に変型サソリ固めを掛けて試合を終わらせようとするが隼田がカット。
新井が妨害している中でジャーマンスープレックス。高西がなんとか返してカウント2。
ボディスラムで隙を作り何とか隼田にタッチ。
神崎も新井にタッチ。

激しいバックの取り合いを制したのは新井。
隼田を寝かせると威力抜群のフルネルソンキャメルクラッチ。隼田がたまらずギブアップ。

顔を緑で汚されだけでなく試合を壊された神崎はリング上でマイクを取り、「こんな屈辱を受けて黙っているわけないだろ、タイマン勝負で決着を付けさせろ。」と天神に対し怒りのシングルマッチ要求を行い、天神の策略にまんまとハメられてしまう。

バックステージでは天神が「シングルマッチでいいのか?新井の助けはいらないのか?良い覚悟だな。次はお前の顔を真っ赤に染めてやるよ。」と言い放ち、意気揚々と去って行った。

(083) 2025/01/15 3WAYマッチ

ルチャ、ハイフライヤー、パワーファイターと個性豊かな争い。
ホセと若林の争いに注目が集まるが、勝利を手にするために若手の横水が狙われるかもしれない。

3WAYマッチ
時間無制限1本勝負

ホセ・ロドリゲス
× 横水 健太
vs若林 闘次 ○

17分 44秒
ジャストフェイスロック

スペインからやってきたホセはしっかりこの試合の目的を理解し、若林を相手にロデオストレッチで観客にアピール。
序盤から必殺の捻り式ムーンサルトプレスも決めて凄まじい勢いで若林を攻め立てる。

一方の若林は横水にジャンピングパワーボム。
横水も若林にデスティーノを決めるなど、三者三葉の攻め方で試合が進む。

17分過ぎ、横水がホセを場外に投げて、横水と若林がリング上に残る。
若林が背中にエルボーを落とし絞め技を狙うが若林が押し倒して回避。
ホセがリング上に戻ってくるところで若林が先に立ち上がり、横水にジャストフェイスロック。
ホセが躊躇しているうちに横水がギブアップ。
若林がホセの勢いを止める大きな勝利を手にした。

(084) 2025/01/16 6人タッグマッチ

プロレスリングアウトドアーズとアルカディアによる団体対抗戦の構図だが、
桜塚と秦野のシングルベルト挑戦権を巡る争いも兼ねる。

6人タッグマッチ
時間無制限1本勝負

習志野 圭
○ 桜塚 漸
庄司 達也
vs高西 京介
秦野 明夢 ×
北村 玲央

24分 19秒
ナガタロックIII

団体の看板を背負う6人が負けられない気持ちを前面に出しながらのファイトが続く。
流れを変えたい習志野が秦野に対してイス攻撃を仕掛けるが失敗。

中でもベルト挑戦を意識している桜塚と秦野が相手を蹴落とそうとする思いが伝わる。
秦野がパワーボムで桜塚をマットに叩き付けるが、勢いを逃がして桜塚が腕を取り三角絞めをキメる。

秦野も側頭部に強烈なキックを当ててダメージを与えていく。

17分過ぎ、秦野を場外に出した桜塚がパートナーの習志野・庄司に攻撃を指示。
少しずつ2対1の構図に持ち込み秦野が追い込まれていく。

怒っている秦野が桜塚と打撃合戦。スーパー・キックで倒し、スリーパードロップ。

しかし桜塚も負けじとジャストフェイスロックで反撃。2人のバチバチした闘いが止まらない。

20分過ぎ、高西が習志野にジャーマンスープレックスを決めるがニアロープでカウントならず。
それならばと、丸め込み。北村と秦野のブロックもあり決まるかと思われたが、習志野がカウント2.9で返す。

両チーム共にタッチして、試合は桜塚と秦野に委ねられる。

秦野がフィッシャーマンドライバーを決めるが場所が悪くロープブレイク。
イスの上にセットし、ストンピングで精神的にも追い込んでいく。

しかし、それが桜塚の怒りに火を付け、同じように秦野をイスの上にセットしてストンピング。
強烈なボディパンチからジャストフェイスロックで秦野を失神に追い込み試合終了。
桜塚が直接秦野を倒し、猛アピールする結果となった。

天神と神崎の因縁が決着

(085) 2025/01/17 シングルマッチ

シングルベルトに挑戦するなど目覚ましい活躍ぶりの神崎。
そんな神崎に喰いついたのは1年先輩にあたるヒール軍の天神だった。

どうやら天神は後輩潰しと共に神崎のパートナーである新井が持つ「King of Arcadia」のベルトを狙っているらしく、
それはライバルである西畑がアメリカ修行から戻るタイミングと一致する。

試合082で部外者である天神が乱入し、神崎に毒霧。
試合をぶち壊した天神はバックステージのインタビューで「シングルマッチでいいのか?新井の助けはいらないのか?良い覚悟だな。次はお前の顔を真っ赤に染めてやるよ。」と言い放つ。
パートナーの新井の協力もあり何とか勝利したものの怒りが収まらない神崎はリング上でマイクを取り「こんな屈辱を受けて黙っているわけないだろ、タイマン勝負で決着を付けさせろ。」と発言。

そんな因縁の2人がいよいよこの試合で決着を迎えようとしている。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

× 神崎 卓斗vs天神 剛輝 ○

24分 19秒
ジャーマンスープレックス

血祭りを予告している天神は今回、青いグローブを着用。
後輩にも関わらず再起不能にまで叩き潰そうと強い意気込みが感じられる。
一方の神崎は先輩でありヒール攻撃を使う天神と相対し、一度シングルマッチで負けている相手なこともあり、少し緊張した面持ちではあるが怒りを堪えながらじっと天神の目を見つめている。

3分過ぎ、予告通り天神が神崎の頭に凶器攻撃。
初めて経験する痛みによる神崎の悲痛な叫びが響く。
その後も何度も傷口に対する攻撃が続き、神崎の血がマットを染めていく。

5分過ぎ、神崎が反撃のダイビングボディプレスを狙うが避けられて自爆。
神崎の焦りが感じられる。
再度神崎の劣勢に対し、天神が顔に靴を押し付けて挑発。精神的にも追い込んでいく。

8分過ぎ、ようやく神崎が息を吹き返し、デスバレーボム。
しかし、蓄積されたダメージが多くすぐフォールにいけず。

流れが傾きかけたその時、毒霧攻撃が神崎の視界を奪う。

コーナーポストに昇った神崎がムーンサルトプレスを狙うが毒霧の影響で視界が悪く断念。
切り替えて2発目のデスバレーボム。カウント2。
天神の策略が効いている。

その後は一進一退の攻防。
神崎が2連続でジャーマンスープレックスをキメるがカウント2.9止まり。
天神もDDTや足関節で神崎を追い込んでいく。

20分に差し掛かるところ、天神のストレートパンチが炸裂。
フラフラになりながらも神崎がサソリ固めでギブアップを迫るが、天神も意地のロープブレイク。

22分過ぎ、両者意識が朦朧とする中、天神がジャーマンスープレックス。カウント2。
再度毒霧で視界を奪い、慌てる神崎に再度ジャーマンスープレックス。カウント3。
しばらく両者共に立ち上がれなかったが、勝利した天神が勝利アピール。

そして動けない神崎の上に乗り、観客とカメラに向かってアピール。
これは神崎のタッグパートナーでありKing of Arcadia王者でもある新井に対する挑発だったのかもしれない。

負けてしまった神崎は先輩越えには至らず、赤と緑に染めた顔をタオルで隠しながら控え室に戻るのだった・・・。