PNDヘビー前哨戦 西畑 vs 永岩

(129) 2025/03/30 タッグマッチ

ネクストジェネレーションリーグを優勝した西畑 陽馬がベルトへの挑戦権を獲得。
そのタイトルマッチの前哨戦としてそれぞれに若手を加えたタッグマッチが組まれた。
どちらもこの闘いで勝利すれば精神的に優位に立つことができるだろう。

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

高西 京介
× 西畑 陽馬
vs北村 玲央
バトラー永岩 ○

19分 37秒
スモールパッケージホールド

団体が新しく生まれ変わりリングマットも一新。
ネクサスドリーマーズの団体色である緑色をベースに団体ロゴが入ったデザインが披露される。

10分過ぎ。倒れている西畑に北村がダイビングボディープレスを狙うが、味方の永岩が位置をずらしてしまい自爆。
その後は北村が捕まり西畑のバッファロースリーパー、高西のダイビングボディープレスを連続で受けてしまう。

北村が永岩にタッチ。
永岩が挽回しようと西畑に対して2連続のセントーン。

再びタッチして北村がリングイン。
西畑がパワーで圧倒してサンセットデストロイヤーを叩き込み、権利を持つ高西がフォールするがニアロープ。

19分過ぎ。
永岩が西畑に必殺のハリケーンドライバー。
高西のカットが間に合いカウント2。

しかし、永岩が突如丸め込み。
永岩からは想像できない驚きの丸め込み決着で場内がどよめく。

また丸め込みに対する弱さを露呈してしまった西畑。
本番のタイトルマッチでは丸め込みに警戒して本来のパワーが発揮できなくならないか不安が残る。
心理的ダメージを与えたという意味ではチャンピオンの永岩はさすがと言える結果になった。

海成3戦目

(130) 2025/03/31 タッグマッチ

ネクサスドリーマーズ vs アウトドアーズの構図。
前回カイザーに立ち向かっていった新人の海成の頑張り次第ではあるが、力としてはネクサスドリーマーズ側が有利か!?

タッグマッチ
時間無制限1本勝負

秦野 明夢
○ 神崎 卓斗
vs海成 ×
習志野 圭

26分 7秒
変型サソリ固め

新人の海成は3回目の登場。
まだ勝利はないが相手に立ち向かっていく心の強さを感じるファイトでファンが増えている。
習志野とのツープラトン攻撃を仕掛けるなど技のバリエーションも増えてきたが、今回はシュート経験者の秦野が相手で打撃に切れがあるタイプは初めてで、経験がない打撃に苦しむ。

12分過ぎ。
神崎が「行くぞー」の掛け声で気合いを入れて必殺技のデスバレーボムを習志野に叩き込む。
先日「ウイニングローズブレイカー」とネーミングが決まりさらに磨きをかけているようだ。

16分過ぎ。
秦野がフラついているチャンスに習志野が自らロープに走るがレフェリーと激突。
その隙に秦野が神崎にタッチ。
タッチに気付いていない習志野は秦野にバズソーキックを当てるが、権利がある神崎が膝蹴りとキックで応戦。

捕まった習志野が神崎・秦野に攻め込まれる時間帯が続き、秦野がフィッシャーマンドライバー。
海成の救援が遅れて危なかったが自力で肩を上げてカウント2。

試合の権利がない海成は同じく権利がない神崎を捕まえて必殺の腕ひしぎ十字固め。
自分のミスを帳消しにする好アシスト。

タッチした海成がネクサスドリーマーズの2人に囲まれると秦野を一本背負いで排除。
しかし、自分も倒れている隙を神崎が見逃さずに逆エビ固め。
秦野のカットの前に海成がマットを叩いて無念のギブアップ。

隼田が復活に向けた貴重な勝利

(131) 2025/04/01 シングルマッチ

なかなか安定した結果を出すことができていない2人の闘い。
隼田の侍ドライバー’84、ホセの捻り式ムーンサルトプレス共に必殺技として高い決定力を誇り、終盤の主導権が鍵を握りそう。

シングルマッチ
時間無制限1本勝負

○ 隼田 和希vsホセ・ロドリゲス ×

18分 16秒
ドラゴンスリーパー

両者共にトップを目指す中堅で最近不調が続く。
序盤勢いよく攻めて後半失速する隼田と、攻撃力は高いが何かと撃たれ弱いホセ。

試合の序盤は攻撃特化の2人の割りに落ち着いた立ち上がりだったが、8分過ぎに隼田が必殺の侍ドライバーを繰り出してカウント2.9。やはり早い。
ホセも連続攻撃やスーパーラナで反撃するが、序盤は隼田ペースで進行する。

11分を過ぎて隼田が2発目の侍ドライバー、またカウント2.9。
しかし、ホセも黙っていない。
ソバットで倒すと必殺の捻り式ムーンサルトプレスでこちらはカウント2。

隼田の怒涛の攻めが止まらない。
ポップアップジャンピングボムでカウント2.9。今にも勝負が決まりそうだがホセが必死に返し、お返しとばかりの場外への側転式トペ・コン・ヒーロやコーナー逆さ吊りフットスタンプを出して場内が盛り上がる。

最後は隼田がドラゴンスリーパーでホセを捕獲してそのままギブアップ勝ち。
もう少し耐えられれば十分チャンスがあったと思われるが、受け切れなかったホセにとっては隼田は苦手なタイプなのかもしれない。

PNDヘビー級選手権 バトラー永岩 初防衛戦

(132) 2025/04/02 シングルマッチ PNDヘビー級選手権

新団体への移行に伴い「PNDヘビー級王座」に名称が変わった団体最強の男が持つシングルベルト。
チャンピオンのバトラー永岩は初防衛戦を迎える。

西畑は挫折と栄光を繰り返し、団体一波乱に満ちた道のりだったがついにシングルのベルトに挑戦。
永岩は2mの高い壁でありパワー・実力共に西畑より上ではあるが、アメリカ遠征によるパワーアップと新しい武器「サンセットデストロイヤー」で先輩越えを果たすことができるか大注目。

シングルマッチ
PNDヘビー級王座
時間無制限1本勝負

× 西畑 陽馬vsバトラー永岩 ○

23分 10秒
ハリケーンドライバー → 片エビ固め

パワーを売りにしている両者の対決ということもあり、短期決戦になると予想されるこの試合。
開始早々に西畑が永岩を場外に落とすが、すぐ永岩もやり返して心理戦としても熾烈なバトルに。
西畑は軽めの投げ技、永岩は得意技のジャンピングツームストンパイルドライバーを早めに出して体力を削っていく作戦を選択する。
特に2発目のパイルドライバーはカウント2.9と10分に至らない段階で西畑が危うい場面も見受けられた。

多少の焦りが出ている西畑。
開脚跳びスプラッシュを狙うが寸前に回避されて全身をマットに強打。
すかさず永岩が倒れている西畑を無理矢理ぶっこ抜いてベリー・トゥ・バック。
そして、相手をロープに振って戻ってきたところでアルゼンチンバックブリーカー。
チャンピオンが巧みな攻めで相手を休ませない。

西畑は一気にひっくり返そうとサンセットデストロイヤー。
永岩がカウント2.9で返す。

ここで攻撃を止めないのがチャンピオンの永岩。
高さがあるセントーンから必殺技のハリケーンドライバーで西畑に大ダメージを与える。

12分しか経過していないが既に両者共に決めにかかっている。

15分経過。
西畑がクロスアームサンダーファイヤーパワーボムで永岩を叩き付けるがロープが近くカウントは取られない。
以前必殺技にしていた技であるだけあって大きなダメージを与えたはずだが永岩が豪快な投げっぱなしで西畑が場外に転落。

西畑もスカイハイ・チョークスラムや2連続トペなど普段あまり出さない大技で喰らい付く。

チャンピオンの永岩も追い詰められて竹刀を取り出すが避けられ凶器攻撃は未遂。

西畑が高さ十分の開脚跳びスプラッシュ。今度はヒットするがニアロープ。

21分経過。
ここで永岩が潜めていたSkull End。
西畑の首を攻撃し続けていた終着点としてギブアップを迫る。
かなり長い時間捕まり一時動けなくなったが、何とかキックアウト。

最後は永岩がリング中央で必殺のハリケーンドライバー。
西畑に返す力が残っておらずカウント3。

チャンピオンのバトラー永岩がパワー対決を制して見事初防衛に成功。
西畑にとってはまだまだ高く、ぶ厚い先輩の壁であった。